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朝7時頃に起きてもう一度同行者のまさやんと今後の動きについて相談し、前日決めた通り南風見田に戻ることにしました。
幸い天気も良く、動くには絶好のタイミングです。
2人ともかなり回復し、行動を前に手巻きタバコで余裕の一服です。
まずは湿地帯を抜け、クイラ川左岸上流の登山口を目指すことに。と言っても、現在地から300m程の距離なので、まずは少し寝て昼ご飯をしっかり食べて体力回復に努めます。焦って移動して行動不能に陥るのが1番怖いので、まずは休息です。
登山口に到着
食事後、テントを片付けて登山口を目指すことに。極力湿地帯には入らず、山と湿地帯の境界線を移動します。
暫く移動すると、テントが3〜4張程張れる川沿いの平地に出ました。目印としては、川幅が急に狭くなり、沼川から岩川に変わるあたりです。川に面した木の枝に「国有林」と書かれた小さな白い看板と林野庁の赤テープがありました。
そこからテープを頼りに山に登ります。獣道に毛が生えた程度の登山道は迷いやすく、何度も足を止めてテープを探しました。
やがて海沿いの尾根道にぶつかります。1m程の青いポールが目印です。ここをそのまままっすぐ進むと、服を置き忘れた岩壁よりかなり東の海に出てしまうため、反対方向に進みました。テープはありませんが、海を左手にまっすぐ進めば迷いません。
暫く登ったり下ったりを繰り返すと、岩だらけの沢に出ました。この沢は岩壁近くの滝に繋がっていて、この沢沿いに下れば出口です。ここからはテープなどの目印があります。
脱出成功
沢を滝の直前まで下ると、右に曲がるようにテープが指示しています。それに従って沢を離れて歩くと、3分程で海に出ることができました。
写真左上のオレンジの浮きが目印です。が、登山口自体が予想以上に高い所にあるので、普通に歩いてたらまず見逃します。もしここから山に登る計画を立ててる方は、この写真の位置関係を覚えておいた方がいいと思います。
なにはともあれ、無事生還することができました。
後は忘れた荷物をロープで崖下に降ろし、海を泳いで戻りました。岩壁を下るのはあまりにも危険なので。
エピローグ
後は初日に歩いた道のりを戻るだけです。
その日のうちに南風見田まで戻り、僕達のたった4日の旅は終わりました。途中わりとマジで死の危険を感じましたが、終わってみれば最高の経験にとても充実した気分になりました。
こんなアホな探検は、誰でもできる経験ではないと思います。でも心から「経験できてよかった」と今は感じています。
極限状態を生きるために必要なのは「ポジティブ思考」と「仲間」です。
この2つさえ揃っていれば、僕はこれから先の人生を強く生きていける気がします。
ありがとうまさやん。
ありがとう西表島。
最高の夕焼けと、最高の友。
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