
どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
登山では料理をする時、大半の人がガスストーブを使うと思います。
効率的で間違いのない選択肢ですが、たまにはワイルドに木を燃やしてみるのも趣があって良いです。
燃料の木はいくらでも拾うことができるので、ガスと違って残量を気にする必要もありませんし、ブタンガスの気化限界温度である-0.5度を下回る気温でも確実に火がつきます。
という訳で、木を燃料とするストーブ、所謂ネイチャーストーブ(ウッドストーブ)を買ってみることにしました。
ネイチャーストーブの問題点?
焚き火をしたことのある人なら分かると思いますが、木を燃やすと大量の煙が発生します。
めちゃくちゃ目が痛いし涙ボロボロ出るし、玉ねぎのみじん切りに近い辛さがあります。
これはネイチャーストーブも同じで、木を燃やす=煙との戦いになりがちです。
これがあるからネイチャーストーブを使いたくないという人もいるかもしれません。
しかし、これを解決してくれるストーブがあります。
二次燃焼で煙が激減
まずは煙が発生するメカニズムですが、木を燃やす(一次燃焼)時、酸素が不足することによって完全に燃焼しきれなかった可燃性ガスが煙となって発生します。
そこに別のルートから酸素を送り込み、煙の燃焼を促すことによって煙を火に変えることを二次燃焼と言います。
この二次燃焼の仕組みを取り入れたストーブが登山やキャンプ用のものにもあります。
「Solo Stove」というネイチャーストーブが有名どころです。
効率的な二次燃焼が可能で、普通の焚き火よりも火力が強く煙が少なくて済むので、今までの焚き火のイメージを覆すかもしれません。
しかし如何せん値段が高いので、なかなか購入に踏み切れません。
そこで、二次燃焼機構のある安いネイチャーストーブを探してみたところ、良い物が見つかりました。
Motomo ウッドストーブ
大きさはSoloStove titanとほぼ同じです。
使い勝手もそう大差ないという印象ですが、価格だけは圧倒的に違います。
SoloStove titanが約1万円なのに対し、Motomoのストーブは約2000円程で買うことができます。
コスパ5倍で同じように使えるのなら、わざわざ高いSoloStove titanを買う必要はなさそうです。
二次燃焼機構の構造上、折りたたんでコンパクトに収納することはできませんが、Motomoストーブは幾つかのパーツに分解することができ、それらをスタッキングすると高さ7cmまで小さくすることが可能です。
この点でも、収納サイズが縦14cmのSoloStove titanよりも優れています。
燃焼実験&調理
早速燃焼実験開始です。ついでに昼ご飯も作りたいと思います。
クッカーはラージメスティンを使っています。安いので遠慮なくガンガン使えるのがこのクッカーの良い所です。

火を点けて30秒程で二次燃焼が始まりました。二次燃焼開始後、煙は殆ど出ていません。

火力は予想以上に強く、約400ccの水が沸騰するまで4分程でした。
中火の家庭用ガスコンロ並の火力はあるようです。

パスタを茹で、ク○アおばさんのクリームシチューを入れて完成です。
美味いです。

鎮火後、ストーブの中の木は炭ではなく全て灰になっています。
効率的に燃焼できた証拠ですね。
総評
本来ネイチャーストーブは、長期間のブッシュクラフトなどガスを確保できない環境でこそ真価を発揮する物ではありますが、Motomoのネイチャーストーブは煙が少なく火力も強いので、日帰り登山などでも楽しんで使うことができるでしょう。
僕の中でSoloStoveの出番は完全に無くなりました。
めちゃくちゃ優秀です。Motomoのネイチャーストーブ。
初めまして
軽いタープ探していて、ここにたどり着きました
楽しい記事いっぱいで、ハマってしまいました
アイテムインプレッションすごく参考になります
ありがとうございます
takamin様
ありがとうございます!
かなり主観的なインプレッションですが、お役に立てたなら幸いです!
ガンガン更新していくんで、良かったらまた見て下さい!