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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
これから少しずつ寒くなり、登山でも暖かい食事や飲み物が恋しくなりますね。
しかし登山用のストーブはお湯が沸くまで時間がかかるのが難点です。
一刻も早く身体を温めたい時なんかは特に。
そんなわけなんで、今回は素早くお湯を沸かすことが出来る「ヒートエクスチェンジャー」付きのクッカーを紹介したいと思います。
もくじ
ヒートエクスチェンジャーとは
普通のクッカーの底は当然ながら平らです。
乗せるストーブを選ばないし焚き火でも使えるんで便利なんですが、熱が横から逃げていきやすいので熱効率はそんなに良くありません。
それを解決するのがヒートエクスチェンジャーです。
早い話、クッカーの底に金属製の蛇腹をつけて熱を最大限取り込むという構造やそのパーツのことです。
大定番JETBOIL(ジェットボイル)
ヒートエクスチェンジャー付きのクッカーとして有名なのは、モンベルが国内代理店を務める「JETBOIL」です。
メリット
- 燃料効率が良い
- つまり早く湧く
- 一体型で安定する
- 綺麗にスタッキングできる
やはり最大のメリットは「早くお湯が湧く」ということに尽きます。
寒い時期の登山では本当にありがたいですね。
あと大抵のクッカーはゴトクの上に乗せるだけなんで、ちょっとした衝撃でゴトクから落ちてしまうことがあります。
その点JETBOILは全てが一体型となっているんで、転倒しにくくなってます。
そして全てのパーツが専用設計なんで、収納も完璧です。
デメリット
- 風に弱い
- 本体が高価
- 専用ガスも高価
最大のデメリットは「値段が高い」という点です。
1番安いZIPというモデルで1万円強、SUMOというモデルに関しては2万円強もします。
本体もそうなんですが、専用のガスも結構割高です。
ランニングコストも考えると、やはり他のクッカーやストーブの方がかなり安くなります。
そして価格以上の満足度があるかどうかに関しては、正直微妙なラインですね。
少なくとも僕はJETBOILじゃなくても問題ありません。
それに、他のメーカーから低燃費なクッカーは色々出てるんで、なんならそっちの方が良いかもしれません。
他メーカーも侮れない
ヒートエクスチェンジャーを搭載したクッカーは、他のメーカーからも販売されています。
Boundless Voyage
容量は1.6Lでサイズ的に少し大きめですが、基本的な構造はJET BOILとそう変わりません。
価格もかなりお手頃で、とりあえずヒートエクスチェンジャー付きの一体型クッカーが欲しい人には良いかもしれません。
複数人で使うのにも最適ですね。
Fire-Maple
ストーブやガスは無くクッカーだけなんですが、圧倒的に安いです。
JETBOILが初めてのクッカーという人は珍しく、大抵は今まで使ってたストーブやガスがある筈です。
JETBOILに買い換えるとそれらは不要になるんですが、このクッカーなら手持ちのストーブやガスを今まで通り使うことができます。
せっかく使ってたんなら、壊れでもしない限りまだ使いたいですよね。
燃焼効率もJETBOILと大差ありません。
なんせ基本的な構造は同じですから。
DUG HEAT1
焚火缶で有名なDUGからも、低燃費なクッカーが発売されてます。
細かい違いはあるものの、基本的にはJETBOILと同じような構造です。
このタイプのクッカーで1L未満のものは中々見当たりません。
水の量が多いほど沸騰するまでの時間が長いんで、各社大きめのクッカーに力を入れているようです。
600mlくらいのやつがあれば即買いなんですけどね。
まとめ
誤解のないよう言っておきますが、僕はJETBOILが嫌いなわけじゃありません。
むしろ好きです。
ココアシガレットくらい好きです。
品質は良いし、実績もたくさんあるので、低燃費クッカーで冒険したくない人は多少高くてもJETBOILにするべきです。
低燃費クッカーのジャンルを開拓した先駆者でもありますし。
ただ僕はいつも言ってますが、安くても使える製品は探せば沢山あります。
選択肢は多すぎると困りますが、ひとつしか選べないというのも悲しい話ですからね。
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