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どうも!カナモです!
キャンプに欠かせないアイテムは沢山ありますが、基本的には出番が多く価格的にも揃えやすいキッチン系アイテムから揃えることになると思います。
その中でもまずこだわってほしいと思うのが、マグカップです。
マグカップは、数あるアイテムの中で最も人体に触れる機会が多いアイテムのひとつです。
キャンプの食事の満足度にも大きく関わってくるので、まずはここから始めましょう。
もくじ
キャンプでもチタン製品!
結論から言うと『チタン製品最高!』ということなんですが、何故チタンなのかを簡単に説明したいと思います。
全て読み終えた頃には、きっとあなたも「チタン最高!」となる筈です。
軽い
まずなんと言っても、チタン製品は軽くて丈夫です。
鉄の60%という比重にも関わらず、強度は鉄の2倍という超優秀な特性を持っているので、鉄製品よりも遥かに薄く、軽く作ることができます。
チタン製品がペラッペラなのは、この特性のためです。
錆びない
チタンの耐腐食性(錆にくさ)は、金とほとんど変わらないと言われています。
チタンの表面には酸化被膜が瞬時に形成され、その被膜が極めて安定しているので、海水につけてもそれ以上酸化する(錆びる)ことがないんです。
この特性を利用して、人工関節などにもチタン製品が使われています。
熱伝導率が低い
チタンの熱伝導率はアルミの8%とかなり低く、熱が非常に伝わりにくい素材です。
熱が伝わらないという事は、カップに熱湯を入れても飲み口に口をつけられるということです。
アルミだと確実に口をやけどするんで、この特性は嬉しいですね。
但し熱伝導率が低いということは、均一に温まらないということでもあります。
なので炊飯には向いていないという欠点もあります。
米を炊くなら、やはり昔ながらのアルミ飯盒が良いですね。
焼色
チタンは『チタンブルー』という焼色が付きます。
青のような紫のような、なんとも言えないグラデーションが美しく、この焼色をいかにうまく入れるかという事に、みんな心血注いでます。
僕もチタン製のアルコールストーブを使ってるんですが、めっちゃいい感じに焼色がついたのでとても気に入ってます。
アレルギー
チタンはアレルギーを起こしにくい金属です。
シルバーアクセサリーでアレルギーを起こしたことがある人も、チタン製なら着用できるという事も多く、アレルギーフリーなので誰でも安心して使うことができます。
肌や口につけるアイテムにはチタン製品がおすすめですよ。
マグカップこそチタン製を選ぼう
以上の点から、マグカップこそが最もチタンのメリットを活かしやすいアイテムとなります。
1層式のものなら直火にかけて再加熱することもできるし、やけどの可能性が減るので子供にも安心です。
ただ、チタンカップと言っても世の中にはあらゆるサイズ・形状・価格のチタンカップが出回っています。
そこで、僕の個人的なおすすめを偏見たっぷりに紹介したいと思います。
ベルモント チタントレールカップ280
僕が最近良く使っているのは、ベルモントの『チタントレールカップ280』というものです。
まずは簡単にスペックをまとめます。
容量 | 280ml |
サイズ | 直径92×高さ53mm |
重量 | 約55g |
素材 | チタン |
容量的には、コーヒーを淹れて飲むのに最適という感じです。
大抵のマグカップやシェラカップは300mlや330mlなので、それらよりも一回り小さく作られています。
特に高さが無い点が素晴らしいですね。
本当にオールチタンなのか?
『本体はチタンでも、他のパーツはステンレスだった!』というのはチタン製品によくあることなんですが、このチタントレールカップ280はどうなのかというのが気になったので、検証してみることにしました。
実験方法は至ってシンプル、コンロの火にかけて変色具合を確かめるというものです。
上でも説明した通り、チタンは加熱することによって「チタンブルー」と言われる色に変色します。
もし色がチタンブルーに変わらなかったら、それはチタンではないという、非常に分かりやすい検証方法です。
オールチタンだった
早速実験開始です。
本体はチタンというのが、検証後すぐに分かりました。
画像の通りキレイな青色に変色しています。
ハンドル部分も軽く加熱してみましたが、ちゃんとチタンブルーに変色しました。
検証結果は、全てチタンでできているというものでした。
さすがチタンに定評のあるベルモント。
ただこの検証の代償として、僕はこれからこの派手派手なカップを使わなければならないというね…
まぁ綺麗なんで良いんですけどね別に…
キャンプ道具も軽量化の時代へ
「車で沢山の荷物を持ち運ぶ」という従来のキャンプギアの考え方は、だいぶ変わってきているように思います。
特にここ最近はソロキャンプが流行っていて、バイクや電車移動などでキャンプを楽しむ人も増えています。
そうなると今まで使っていた重くてかさばるキャンプギアは敬遠され、軽くてコンパクトなものに注目が集まるようになりました。
テントや焚き火台は当然ながら、マグカップなどの小物も見直されています。
全部一気に買い換えるのは大変なんで、まずはマグカップなど手頃なアイテムから変えていくことをおすすめします。
この軽さを知ってしまうと、きっとあなたもチタンマニアになることでしょう。
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