
どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
登山の食事は栄養価が大切です。が、それと同じように軽さやコンパクトさも重要なポイントになります。
定番はインスタントラーメンやアルファ米ですが、今回は「クスクス」「ブルグル」について詳しく紹介してみたいと思います。
もくじ [隠す]
クスクスとは

早い話クスクスとは、粒状のパスタのことです。北アフリカ発祥で、そこから中東、ヨーロッパ、ブラジルなど広い地域に浸透しています。
原材料はデュラム小麦で、水をかけて指で揉み小さな粒を作ります。よゐこ風に言うとチネるわけです。ブラジルのクスクスはキャッサバやトウモロコシの粉で作ることが多いようです。
サラッと食べられるので、まずはクスクスから試してみるのをおすすめします。
ブルグルとは

クスクスに良く似ています。調理方法も同じ感じですし、見た目も大差ありません。
但しクスクスよりも栄養価が遥かに高いんで、登山にはブルグルの方が向いてるかもしれせん。
食感はブルグルの方がしっかりしています。体感的に、満腹感もこっちの方が得られます。
メリット・デメリット

メリット
最大のメリットは調理の手軽さと時間短縮にあります。
細かい粒状なんで、クスクス・ブルグルと同量の熱湯を注いで5分程で完成です。パスタと違って茹でる必要すらありません。
そして全力で炭水化物なんで、カロリー消費の激しい登山にピッタリです。
デメリット
日本ではまだまだメジャーな食材じゃないんで、入手できる場所が限られています。特にブルグル。
カルディみたいな輸入食品の店か、通販で買うことになると思います。
逆に言うと、入手経路さえ確保できればデメリットは皆無です。いや、袋からこぼした時は大変かも。
おすすめのクスクス・ブルグル登山レシピ

では本題の登山向けクスクス・ブルグルレシピを紹介していきます。
キーワードは「フリーズドライスープ」です。
作り方は簡単。クスクスorブルグルを60〜70g程準備して、スープを作るのに必要な量の水(大抵160mlくらい)を沸騰させ、そこにフリーズドライスープとクスクスorブルグルをぶっかけて蓋をして3〜4分待つだけで完成です。超簡単でしょ?

こんな感じです。
但し相性によっては不味くなる可能性があるんで、どの組み合わせが美味しいのか色々検証したいと思います。
オニオンスープ
ひと言で言うと「全然美味しくない」です。
味がシンプルすぎて、半分食べ終わる頃には嫌気が差しました。味を変えようと思って醤油を入れると、更に不味くなりました。オニオンスープはおすすめできないですね。
あとクスクス・ブルグルは粒が小さいので噛む回数が増え、いつもより少ない量で満腹になりやすいですね。

余談ですが、どのスープで作っても見た目たいして変わらないんで、画像は省略することにしました。
トマトスープ
トマトの旨味と酸味で、あっさりとした味わいながらも飽きずに最後まで食べられました。
パルメザンチーズを一緒に入れても良いと思います。最初からスクリューボトルにクスクスorブルグルと一緒に入れておくと場所を取らないですし。
アレンジのベースとしては優秀ですね。
玉子スープ
好きか嫌いかで言うと、嫌いです。味が薄く感じますね。最終的には中華ダシ加えて完食しました。
味が薄めのスープはあまり相性が良いとは言えないですね。
ビーフシチュー
めっちゃ美味いです。今のとこ1番ですね。
シチューは味が濃いんで、クスクスやブルグルの味気なさを見事に消してくれます。
トムヤムクン
意外にアリでしたよ。トムヤムクンの辛味と酸味が程よく効いてて、悪くないです。
但し辛いのが苦手な人には無理でしょうね。そこだけが難点です。
もずくスープ
味に若干の物足りなさはあるものの、もずくの食感がワンパターンなクスクスとブルグルの食感のアクセントになっていて意外と相性は良かったです。
お湯の量を少なめにしてちょうどという感じですね。
スンドゥブ
相性はトムヤムクンに近い感じで、中々いけます。豆腐でタンパク質を補えるのは嬉しいポイントです。
登山の食事は味だけじゃなく栄養価も大事なポイントですからね。
カレー
当然ながら美味いです。他のスープと違い、ご飯やパンにかけて食べるのを前提としてますからね。炭水化物であるクスクスやブルグルが合うのは当然っちゃ当然です。
ただやっぱり白米とカレーのコラボには勝てませんね。
【決定】ビーフシチューが1番美味い
色々と食べ比べた結果、ビーフシチューが1番美味しいという結論に至りました。
ランキング形式にするなら
- ビーフシチュー
- カレー
- トマトスープ
- スンドゥブ
- トムヤムクン
- もずく
- 玉子スープ
- オニオンスープ
という順番になります。オニオンスープほんま合わへんわ。但し別のメーカーのスープなら順位は変わってるかもしれません。
味をレポするために、8(スープ)×2(クスクスorブルグル)=16回も食べましたよ。もうしばらくは遠慮したいですね。
あとクスクス・ブルグルを袋ごと持って行くと、キチンと分量を計れなかったり必要以上に携行して重くなったりするんで、1食ごとに小分けして持って行くのがおすすめです。
ジップロックなどの保存バッグという手もありますが、それよりもプラスチック製のスクリューボトルに入れた方が良いです。同量の水を簡単に計れるし、保存袋よりも遥かに丈夫で気密性も高いです。粒の小さいものがザック内でこぼれたら悲惨ですからね。
まとめ

総評としては、テント泊をする時にはおすすめの食事です。軽いし早いし美味しいし。
但し見た目はそんなに、と言うより全然美味しそうに見えません。美味しくするコツとしては、1食に70g以上入れないことですね。量的には、女性や少食の男性であればそれで十分足りると思います。
100gくらい食べたい場合、50gを2回に分けて作るか、フリーズドライスープを2個入れて作った方がいいです。クスクスやブルグルが多すぎると味が薄くなるんで、美味しくなくなりますよ。
食事の軽量化&効率化を図るには最適です。是非一度お試しあれ。
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