失敗する前に知っておきたい!季節別おすすめテント泊装備




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アウトドア大好きな経営者一年生。 山と自然とコーヒーと猫をこよなく愛する、The アウトドア人間。 無人島体験、自給自足生活、オンラインサロンやってます。 低血糖&少食で、しょっちゅう貧血を起こす。 詳しいプロフィールはこちら!

どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!

テント泊登山は季節ごとに楽しみ方が違い、どの季節が1番と言うのはなかなか決めにくいです。しかしどの季節においても重要なのは「快適に眠れる」ということです。

暑すぎても寒すぎても快適性が損なわれるので、それぞれの季節に合ったテント泊装備というのも変わってきます。

今回は寝心地を大きく左右する「テント」「シュラフ」「マット」の3つに絞って、季節ごとにおすすめなアイテムを紹介していきたいと思います。

チョイスに失敗すると、季節によっては「テヘペロ♪」では済まないですからね。

 

夏場に重要なのは「通気性」です。

テント内にこもった熱を如何に効率よく排出できるかが、夏の夜を快適に過ごせるかどうかのポイントですね。

テント ルナーソロ

夏場に使うテントは保温性よりも通気性が重要です。結露することも少ないので、ここは重量と収納サイズを重視してシングルウォールテントが良いでしょう。

シックスムーンデザインズの「lunar solo LE(ルナーソロ LE)」なら、上の条件を完璧に満たしています。

本体重量790g、収納サイズ38×11cm、インナーメッシュ・フロア・フライシート一体型と、夏場のテント泊に使うには必要にして十分というスペックです。虫の侵入も防げます。

ただし非自立式なので設営にはトレッキングポールを使うのと、縫製部分の防水加工を自分で行う必要があります。

シュラフ エア130X

標高によってはシュラフ自体必要ないこともありますが、必要な場合にはISUKAの「エア130X」がコンパクトでいい感じです。

他のシュラフと違うポイントは、重量と収納サイズを重視するためにフードとジッパーが排除されているというとこです。「超シンプルなダウン製の袋」と言う表現がしっくりきますね。

僕はこれを西表島で使ったんですが、最低気温10℃までなら問題なく寝られます。

【エア130x】超軽量・超コンパクトな夏用シュラフの決定版

シュラフマット EVAフォームマット

僕はシュラフマットは絶対にクローズドセル(いわゆる普通のマット)派です。

エアマットやインフレータブルマットは、1箇所でも穴が空くと即使用不能になります。そしてテント場では細かい石や木の枝などで常にマットが危険にさらされるので、いつパンクしてもおかしくないです。

おすすめなのはキャプテンスタッグのEVAフォームマットです。これならパンクの心配は一切ないし、必要に応じて短くカットすることもできます。カットに失敗しても惜しくないくらい安いのも良いですね。

 

春、秋

寒暖差の大きい春と秋では「温度変化への対応」がポイントになります。

あと当然ながら夏よりも平均気温は低いんで、暖かさも必要な要素です。一般的におすすめされているテント泊装備は、大抵の場合この2つの季節を快適に過ごせるものになってます。

テント VS20

スタンダードなダブルウォールテントが最適です。結露が発生しても荷物が濡れないし、外気温に応じて開口部をメッシュにすることができます。

その中でも1番おすすめなのは大定番、ダンロップの「VS20」です。信頼性が他とは段違いですよ。みんな大好き「安心のMade in japan」ですからね。

僕はこのOEM製品(L-Breath LBS20)を使ってるんですが、雨に強く耐久性抜群で、丁寧に扱えば20年くらい持ちそうです。

【LBS20】軽量・コンパクトな2人用山岳テントはこれがオススメ!

シュラフ アルパインダウンハガー800#3

モンベルの「アルパインダウンハガー800#3」がベストです。

快適に使用できる(コンフォート)温度が5℃で、厚着すれば0℃でも十分寝られます。そして収納サイズ、重量、価格のバランスが良いので、春秋に使うには最初にして最後のシュラフと言ってもいいでしょう。

アルパインダウンハガー800#3、保温性・携帯性のバランスが最強【ダウンシュラフ比較】

シュラフマット Z-LITE Sol

この時期のシュラフマットはサーマレストの「Z-LITE Sol」が定番です。

夏用でおすすめしたキャプテンスタッグのマットと違う所は、片面にアルミ蒸着してあるので熱を反射して保温性が高いという点です。

キャプテンスタッグの物でも問題ないと言えばないですが、床冷えを防ぐためにこっちのマットにした方が無難です。

 

冬は当然ながら「保温性」が第一になります。ルナーソロなんて使おうもんなら凍死待ったなしです。

標高の高い場所では−10℃になることも珍しくないんで、何よりも暖かさを重視するべきです。

テント GEER TOP 2人用 4シーズンテント

冬の山で使うテントは「4シーズン対応」のものでないと厳しいです。GEER TOP(ギアトップ)の4シーズン対応テントは、価格の割にかなり使えます。

フライシートの隙間から雪や冷気が入らないように、ボトムにはスノースカートがついてます。

大手メーカーのテントに比べ重量は約2.6kgと重めですが、それだけ生地やポールが丈夫に作られているということでしょうきっと。

冬の登山では携行する荷物が多くなるので、2人用を1人で使えば荷物が置けて快適です。

シュラフ エア900SL

シュラフはモンベルが定番ですが、冬山に関してはイスカの「エア900SL」の方がおすすめです。

モンベルシュラフの特徴は「伸縮性」にあります。シュラフ内でもある程度身体を動かすことができ、マミー型シュラフの閉塞感を感じない作りになってるんですが、気温が低いと伸縮した隙間に冷気が入り込んで寒く感じてしまいます。

その点エア900SLは伸縮性がなく、入った瞬間から暖かさを感じます。そしてイスカはシュラフの専門メーカーで古くから玄人好みと言われていて、身体にフィットしやすい形なのでそこまで窮屈な感じはしないでしょう。

肩から熱を逃さないためのショルダースリーブもしっかりしてるんで、−10℃くらいになっても快適に眠れます。

シュラフマット リッジレスト ソーラー

僕の知る限り、数あるクローズドセルマットの中でサーマレストの「リッジレスト ソーラー」ほど保温性の高いマットはないです。片面にアルミ蒸着を施して体温を最大限逃がさないよう工夫されています。

但しかなりかさばるというデメリットもあります。

因みに、エア注入式マットでこれの倍近く暖かい物もあるんで、パンクリスクを恐れない&3万円くらいかかってもいい、と言う人はそちらをおすすめします。僕は無理。

 

まとめ テント泊装備は季節によって使い分ける

誰もが「ひとつのアイテムで1年通して使えたらいいのに」と思う筈。そうしたら安く上がりますしね。でもそれは不可能です。

自宅で寝る時、大抵の人は夏場はブランケット1枚で事足りると思いますが、それで真冬を過ごせますか?無理でしょ。

テント泊は空調と壁のない自宅の寝室のようなもんです。快適に過ごすためには、その季節に合った寝具で寝る以外に方法はありません。

季節や気温に合わせた「テント」「シュラフ」「マット」を準備して、外でも快適に過ごしましょう。




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