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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
最近はキャンプがかなり一般的なアクティビティになっているように感じます。そしてキャンパーの増加に伴ってさまざまなスタイルのキャンプが生み出されています。
最近流行りなのはグランピングですね。「グラマラス」と「キャンプ」を合わせた造語なんですが、従来のキャンプよりももっと豪華に寝泊まりするというものです。
逆にブッシュクラフトなど荷物を最小限しか持たないスタイルのキャンパーも増え、キャンプ場は中々個性豊かな楽しみ方で溢れています。
今回はそれぞれのキャンプスタイルの説明と、それにおすすめなアイテムの紹介をしていきたいと思います。
もくじ
個性豊かな6つのキャンプスタイル
今回は6つの異なるキャンプスタイルについて、それぞれの特徴やおすすめアイテムをまとめました。ついでにグラフも作ってみました。
- コスト
- 荷物量
- 快適さ
- マニアック度
- 対応人数
この5つのポイントで評価し、グラフの形が正五角形に近いほど、バランスの取れた初心者向きなスタイルとなります。
因みに登山中のテント泊は除外しています。テント泊は登山を楽しむ過程で必要になってくるもので、キャンプはそれ自体を楽しむものなんで。
そんなわけで、早速紹介していきますね。
ノーマル
大多数の人はこのスタイルです。これと言って尖った特徴もありませんが、逆にいうと万能で安定したスタイルとも言えます。初心者はまずここから始めるのが色々と安心だと思います。
特徴
・コールマンが大定番
・クーラーボックスにはビール
・炭火でBBQ
・ホームセンターで売ってるものが多い
おすすめアイテム
キャンプに欠かせないのが冷たい飲みのものですが、それを入れるクーラーボックスには多少こだわったほうが幸せになれます。さすがにイエティを買えとは言いませんが、イグルーのクーラーボックスは欲しいところです。安物のクーラーボックスとは保冷力が一味違いますよ。
キャンプと言えばBBQです。そしてBBQを楽しむには快適なグリルが必要です。
ロゴスから、グリル・テーブル・着火剤がセットになったものが販売されていて、これひとつあれば4〜5人でBBQを楽しむことができますよ。
キャンピングカー
土地や道路の狭い日本では珍しいですが、海外では一般的なスタイルです。
キャンプと言うよりは家をそのまま持ってきたような感じで、初期投資は抜群に高いですが快適さも比例して高いです。プライバシーの確保も容易です。
特徴
・キャンプと日常生活の中間
・道路も土地も狭い日本では珍しいスタイル
・車の維持費が高い
・最近は軽四タイプも流行りつつある
おすすめアイテム
キャンプの楽しみのひとつに「星空」があります。他のスタイルだと天体望遠鏡は荷物になるので持ち運びに苦労しますが、キャンピングカーは最初から必要な設備が揃っているんで、天体望遠鏡くらいなら余裕を持って積載できます。
キャンピングカーと天体望遠鏡の相性って抜群だと思うんですよね。親子で夜空を眺めてる光景が目に浮かびます。
キャンピングカーは車内で寝ることができるんでテントは不要なことが多いですが、居住空間を外に広げるためにタープテントがあれば最高です。雨の心配をせずに車の外で食事ができるし、日中は日よけとして活躍します。
サイドにシートを張れるタイプの方が風よけになるし、プライバシーの確保もできるのでおすすめです。
ゴージャス
ひと言で言うと「テントの形をしたスイートルーム」です。
アウトドアの開放感をホテル並みの設備で楽しもうというのがコンセプトなんですが、正直僕には理解できません。
キャンプの醍醐味は「文明と距離を置く」という点にあると思うんですよね。なのに自然界にガッツリ文明を持ち込むスタイルは、流行ってはいますがやってみようとは思いません。
でもキレイ好きな人なんかは普通のキャンプだとしんどい場面もあるんで、そういう人にはおすすめです。
特徴
・寝袋じゃなくてベッド
・電源は当然引いてくる
・食事はレストラン並
・家用の家具とか置いてる
ゴージャスキャンプの最たるものが「グランピング」ですね。
おすすめアイテム
ゴージャズなキャンプには、テント内に敷くマットが必須です。テントのナイロン素材じゃ味気ないですからね。
おすすめなのはアウトドアと親和性の高いネイティブ柄のものです。これがあるのとないのとでは、テント内の華やかさが全然違います。
荷物の多いこのキャンプスタイルでは、見せる収納でオシャレ感がアップします。
ランタン、ダッチオーブン、食器、ウォーターサーバーなどをいい感じに置くだけで、格段に見栄えが良くなります。大抵の人は2〜3個セットで使ってます。
ワイルド
自然を直に感じながらキャンプを楽しむスタイルです。防水性と気密性の高いテントは使わず、開放的なパップテントなどを好む人が多いです。
ミリタリーなスタイルとも親和性が高く、ベースカラーは大抵カーキです。
特徴
・ナイフと斧は必携
・軍用シェルター(パップテント)とか使う
・木を最大限活用する
・設営の過程も楽しい
おすすめアイテム
ワイルドなキャンプといえば「パップテント」です。元々は軍隊で使用していたものなんですが、その見た目や使い勝手の良さから、ワイルドキャンパーのマストアイテム化しています。
素材はコットンが大半で、防水性は皆無ですが焚き火にはやたら強いです。
そしてもう一つのマストアイテムは斧(ハンドアックス)です。
ハンドアックスと言えばスウェーデンの「ハスクバーナ」が人気ですね。これでバシバシ薪割りしましょう。
ミニマル
ミニマルとはつまり最小限ということなんですが、荷物の量よりも質で快適さを求め、絶対に必要な物だけを携行するというスタイルです。
大抵のキャンプスタイルは車がないと荷物を運べませんが、ミニマルスタイルならバックパックひとつでどこでもキャンプできるのが魅力です。
軽くてコンパクトなことを重視するので、ひとつひとつのアイテムは高価になりがちです。
特徴
・料理はJETBOIL
・椅子はHELINOX
・大きめのバックパックに全部入る
・パッと設営してパッと撤去できる
おすすめアイテム
低燃費ガスストーブの代名詞「JETBOIL」です。このZIPというシリーズはソロにピッタリで、クッカーの中に全てを収納できるのでかなりコンパクトに持ち運べます。ミニマルキャンパーならガスも最小限に抑えて効率の良いキャンプをするべきですね。
テントもミニマルにしましょう。NEMO(ニーモ)のブレイズ1Pはダブルウォールテントにも関わらず790gという脅威の軽さを誇っている非自立式のテントです。
この軽さはミニマルキャンパーにはたまらない筈です。価格もそれ相応ですが、満足度はかなり高いでしょう。
ブッシュクラフト
ミニマルスタイルとはまた性質の違う最小限なスタイルです。
ブッシュ(藪)クラフト(工作)の名の通り、自然にあるものを加工して使うというのが大前提にあるため、ナイフが非常に重要です。
今回紹介したスタイルの中では、ダントツに上級者向けです。
ワイルドスタイルと違うところは、機動性を重視するので斧などの大きい刃物は持ち歩くことが少ない点です。荷物の量も違います。
特徴
・ナイフを使いこなせるのが前提
・調理はウッドストーブで
・タープがあればテント不要
・火起こしはメタルマッチ
僕はこのスタイル+αな感じでキャンプすることが多いです。
おすすめアイテム
ナイフなくしてブッシュクラフトは語れません。
おすすめなのはモーラナイフの「Bushcraft Survival Black」です。メタルマッチとシャープナーが付属しているんで、火おこしもメンテナンスもこれ1本でできてしまいます。スカンジグラインドという研ぎやすい刃の形状もGoodです。
ブッシュクラフターで「FIREBOX」を知らない人はいません。それくらい超定番のウッドストーブです。
定番すぎて今更な感じもしますが、マストアイテムなんで是非揃えておきたいところです。
まとめ
キャンプの楽しみ方は人それぞれです。楽しみ方が違うということは、当然ながらキャンプのスタイルも違ってくるということです。そこに王道や邪道なんてものはないと思ってます。
それぞれのスタイルで好きなように楽しむべきだと思うんですよね僕は。
そして上で紹介したアイテムがあれば、キャンプはもっと楽しく快適になる筈です。いい道具は心も豊かにしてくれますよ。
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