最新記事 by カナモ (全て見る)
- 第1回 TAKIBISM CAMP 行ってきた - 2023.3.9
- 結局、Goal zeroは優秀なLEDランタンて話 - 2023.1.26
- 100均アイテムだけで作る1000円防災ボトルで災害に備えよう! - 2022.4.16
どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
ブッシュクラフトが少しづつ世間に浸透しているように思います。
もう「趣味はブッシュクラフトです」と言っても「???」というリアクションをする人も減ってきてる…はず。
でも名前ばかりが先行して、ブッシュクラフトのなんたるかというのがまだまだ理解されていないような気がします。
というわけなんで、まずは形から入るために「ブッシュクラフトに最適な服装」を紹介していきたいと思います。
満たすべき条件
ブッシュクラフトの服装にオシャレ感は不要です。
抑えておきたい条件としては
- 動きやすい
- 耐久性が高い
- 快適性が高い
- 火に強い
- 小物を入れられる
という5つのポイントです。
動きやすい
山の中で色々な作業をするので、動きやすさは第一条件です。
具体的には関節の可動域を邪魔しない服ということなんですが、それだけだとジャージやスパンデックスの全身タイツでもオッケーになってしまいます。
まずはこの条件をベースとして、そこから以下の条件を加えて絞っていきます。
耐久性が高い
藪の中に入っても簡単には破れたりほつれたりしない服装が理想です。
耐久性は生地の素材や厚み、織り方が関係してきます。
動きやすいからと言って、ストレッチ素材の薄い化学繊維の服なんかにしてしまうと、下山する頃には裸です。
快適性が高い
快適性と耐久性は相反する要素です。
耐久性だけで言えば爆弾処理班の対爆スーツが最強ですが、普通に歩くのさえ難しいです。
逆に快適性だけを求めればジェラートピケのルームウェアとかになるけど、耐久性は言わずもがな。山の中でそんな格好してる人なんて幽霊以外いないでしょ。
火に強い
ブッシュクラフトに欠かせないのが焚き火です。
料理したり暖をとったり、焚き火なくしてブッシュクラフトなしですよ。
なので焚き火の熱や火の粉で簡単に穴が空いてしまうような素材は、ブッシュクラフトに向いてないと言えます。
僕も西表島で化学繊維のジャケットを穴だらけにしてしまった経験があるんで、ここは重要なポイントです。
基本は綿です。快適性もさることながら、火の粉がついても穴が空くことはまずありません。
最近では、消防服に使われているアラミド繊維を混ぜ込んだアウターも売られています。当然ながら高価ですが。
小物を入れられる
ブッシュクラフトでは、松ぼっくりや木の枝葉などを拾いながら移動することが多く、サッと拾ってサッと行動するためには、ポケットが必須です。
但しジーンズのようなタイトなポケットでは使い道がないので、ある程度ゆとりのあるポケットが必要です。
フラップ付きならポケットの中身がこぼれにくいんで尚良しですね。
つなぎが最強
色々検討した結果、僕が思う最強のブッシュクラフトユニフォームは「綿のつなぎ」という結論に至りました。長袖のやつね。
元々農作業などのハードな仕事のために作られた服なんで、動きやすさと耐久性は抜群です。
更にブッシュクラフトに向いている点として、上下一体型なんで腰から石や虫が浸入しないということが挙げられます。これは他の服にはない大きなアドバンテージです。
但し、濡れると大変というデメリットもあります。
上下別々の服装なら、足が濡れても履き替えられますが、つなぎの場合そうはいきません。あとトイレが大変です。
良し悪しはありますが、僕はおすすめしたいですね。
カーゴパンツとシャツもアリ
つなぎ以外では、これがおすすめです。まずはここから始めてみても良いかと。
カーゴパンツは横のポケットが大きいので小物を入れるのに適してるし、シャツは襟があるので風や虫の浸入を防げます
丈が長いのでカーゴパンツにシャツインすれば小石や虫の腰からの侵入にも対処できます。
防御性能こそつなぎには及びませんが、濡れた時やトイレのことを考えると、場合によってはこっちの方が良いことも十分あり得ます。
まとめ
僕のバイブルでもある「ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル」という本でも、著者の川口拓さんは「つなぎ良いぜ」って言ってます。
- 虫やゴミが侵入しにくい
- 耐久性が高い
- 動きやすい
- 火に強い
という点で、僕もコットンのつなぎが最強だと思っています。