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どうも!自称「世捨て人」のカナモです!
もう散々口酸っぱく
と言ってきましたが、モーラナイフを買って使うだけではダメです。
ナイフに限らずですが、道具はきちんと手入れしないと、そのスペックをフル活用する事はできません。
そんなわけで今回はモーラナイフの手入れ方法を1から10まで伝授したいと思います。
手入れに必要な道具
砥石
ナイフの手入れの基本は「研ぎ」です。
ナイフも研げない男が、女性を幸せにできるなんて思わない事です。
それくらい研ぎは大事です。
使うのは
- #1000の荒砥
- #3000の中砥
- #8000の仕上げ
この3つです。
番手は多少変わっても良いですが、荒→中→仕上げの段階を踏みましょう。
僕が使ってるのはスエヒロのコンビ砥石(#1000、#3000)と、キング砥石の仕上げ用#8000です。
この2つがあれば、大体の刃物はいけます。
家の包丁もこれで研いでます。
当然ながら、砥石も定期的なメンテナンスが必要です。
削れてボコボコの砥石ではちゃんと研げないですからね。
そこで必要になるのが修正砥石(面直し)です。
僕はスエヒロの修正砥石を使ってます。
安いけど使えるんですよね。
刃物油
炭素鋼ナイフの場合、研いだ後そのままにしておくとすぐに錆びてしまいます。
なので、研いだ後は必ず刃物油でコーティングして錆を防ぎましょう。
専用の刃物油もありますが、僕はいつもリップクリームを使ってます。
刃物油と違って固形なんで扱いやすいし、食べ物を切ってもリップクリームなんで害はありません。
コンパクトで持ち運びもしやすく、100円で買えるという完璧なアイテムです。
当然ながら、口にも使えますし。
革砥
必須ではないですが、切れ味と耐久性・耐食性を上げるためには、やった方がいいです。
研ぎは、刃物と石を擦り合わせて削る作業です。
荒い番手では削った傷も深く、刃はノコギリのようになっています。
石の番手を上げると傷も細かくなり、鋭さを増していきます。
革砥は石よりも遥かに柔らかい牛革に研磨剤を染み込ませて研ぐんで、その傷を殆ど消す事ができます。
刃も傷のない滑らかなものになり、切れ味も大幅にアップします。
更に滑らかな刃は錆がつきにくく、革砥仕上げはメリットしかないです。
モーラナイフのメンテナンスを動画で解説
文字では説明しにくい部分も多いんで、モーラナイフのメンテナンス方法を動画にまとめました。
ちょっと長いですが、メンテナンスに必要なことをすべて詰め込んでるんで、是非最後まで観てください。
まとめ
ナイフは便利な道具であると同時に、凶器にもなり得ます。
そのつもりはなくても、切れないナイフについ力が入りすぎて自分や周囲の人を傷つけてしまうことも。
それを防ぐ最善の方法は「ナイフをよく切れる状態に保つ」ことです。
鋭いナイフは一見すると危ないように思われがちですが、無駄な力を入れる必要がないので、使い方を間違わなければ安全なものなんですよ。
そしてナイフを常に最高の状態に保つためには、上で紹介した道具が必要です。
ナイフのメンテナンスは、アウトドアマンの義務です。
キャンプやブッシュクラフトを楽しむ前に、最低限のことはやっておきましょう。