【災害時のサバイバル】水を確保する方法




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アウトドア大好きな経営者一年生。 山と自然とコーヒーと猫をこよなく愛する、The アウトドア人間。 無人島体験、自給自足生活、オンラインサロンやってます。 低血糖&少食で、しょっちゅう貧血を起こす。 詳しいプロフィールはこちら!

どうも!自称「世捨て人」のカナモです!

今回は、生きていく上で絶対に必要な「水の確保」について説明していきます。

災害や遭難などでサバイバルを余儀なくされた時、必要なものは色々ありますが、まず最初に思いつくのは「水の確保」ではないでしょうか。

日本は河川が多く、よほどのことがない限り「水が全く無い!」という状況には陥りにくいです。

しかしそれが飲めるレベルに綺麗なのかどうかというのは別問題です。

誰も好き好んで泥水なんてすすりたくないですよね。

なので必要なのは、その水を飲めるようにするための方法というわけです。

緊急時に水を確保する方法

ろ過

汚い水を飲めるようにする方法として代表的なのが「ろ過」です。

ろ過装置は簡単に作れるので、そこまで時間と手間をかけなくても飲み水を確保することが出来ます。

まず最初にペットボトルの底を切って逆さにします。

そこに布→炭→小石→砂と詰めていき、上から汚れた水を流せばペットボトルの飲み口からろ過された水が出るという感じです。

煮沸

一見綺麗そうに見える水でも、実は雑菌だらけというのは良くある事で、そのまま飲むと酷い場合は死に至る事も考えられます。

そうならないようにするには、菌を熱で殺してしまえば、つまり煮沸消毒すれば飲むことができます。

しかしただ沸かせば良いわけじゃありません。

煮沸する時間も重要になります。

標高を基準にするんですが、海抜0mで最低1分は沸騰させ、標高が300m上がる毎に1分追加します。

もし富士山の頂上で煮沸消毒するなら、13分は沸騰させ続ける必要があります。

蒸留

海水から飲み水を作る方法として有名なのが蒸留です。

蒸留とはその名の通り「蒸気を集める」ことを指すんですが、今回は2通りの蒸留方法を記載しておきます。

信頼性の高い蒸留法

1つ目は一般的な蒸留方法です。

パイプを繋げた容器に汚れた水を入れ、熱して出た水蒸気を水で冷やすというものです。

一度沸騰させてるんで、信頼度は高いです。

原始的な蒸留法

火が使えない、適した容器が見つからない場合は、この方法がおすすめです。

地面に穴を彫り、そこに海水や汚れた水、濡れた衣類などを入れ、中央に容器を配置します。

次は穴にビニールをかぶせて石で蓋をして、容器に真上にあたる場所に石をのせます。

そうすると、太陽光によって発生した水蒸気が水滴になってビニールを伝い、中央の容器に落ちるという仕組みです。

朝露を集める

朝限定ですが、歩くだけで水を集める方法があります。

足首に吸水性の高い布を巻いて、朝の草むらを歩くだけという、非常にシンプルなものです。

大量に確保するのは難しいですが、雑菌などが少ないので布を絞ってそのまま飲むことも出来ます。

おすすめはしませんけどね。

水辺で穴を掘る

道具も何も用意できないような状況でも、水を確保する方法はあります。

まず、池や水たまりなどのすぐ横の地面を掘り、水が滲み出てくるのを待ちます。

最初は泥水ですが、何度か中の水を捨てると綺麗な水が出てきます。

勿論、綺麗といっても元に比べると、というレベルなので、これは最終手段として覚えておいてください。

そんなのしなくてもこれがあれば解決!

ここまで色々と水の確保手段をお伝えしましたが、

正直な話、全部面倒じゃないですか?

僕は面倒だと感じるんで、出来ればどれもやりたくないです。

僕と同じ気持ちの人は、携帯型浄水器を常備しましょう。

他の記事でも紹介してますが、個人的には「SAWYER MINI(ソーヤーミニ)」がダントツでおすすめです。

蒸留よりも確実に、ろ過よりも安全に、煮沸よりも素早く、飲み水を確保することが出来ます。

しかもSAWYER MINIのろ過能力は38万Lと、異常なまでに大量の水をろ過することが可能なんです。

日本人の1日あたりの上水道使用量は平均186Lと言われているので、186×365日×5年=339,450L。

つまり上水道使用量に換算しても5年は持つ事になります。

ましてやサバイバルで水をろ過する頻度と量なんて、それの数万分の1以下です。

つまり、一生分の汚れた水をろ過できると言って間違いないでしょう。

とは言え、さすがに経年劣化があるので、実際の使用期間は5年くらいですかね。

飲めない水に要注意!

いくらろ過や煮沸をしても、飲めない水(飲まないほうが良い水)はあります。

どうやってそれを判断するのかと言うと、その水の中にいる生物を見ます。

  • Lv.1:サワガニやエビがいる水
  • Lv.2:昆虫の幼虫(ホタルなど)がいる水
  • Lv.3:タニシやヒルがいる水
  • Lv.4:ボウフラや蛆のわいた水

このレベルというのは「汚染度」の事です。

Lv.1はそのまま飲むこともでき、Lv.2は処理すれば飲めます。

Lv.3~4は、もう水を飲まないと死ぬというレベルまで飲まないようにしてください。

運が良ければお腹を壊さないかもしれません。

実は水の優先度は高くない!?

サバイバルには「3の法則」というものがあります。

簡単に説明すると

  1. 3分以内に呼吸を確保する
  2. 3時間以内に体温を確保する
  3. 3日以内に水を確保する
  4. 3週間以内に食料を確保する

というものです。

つまり水は、呼吸>体温>水という感じに、最優先ではなく3番目に確保するものなんです。

なのでここで書いた内容は、あくまでも呼吸と体温の心配がない状況下での話なのでご注意を。

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