都会でも生き残れ!都市型サバイバルのスキル・知識まとめ




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アウトドア大好きな経営者一年生。 山と自然とコーヒーと猫をこよなく愛する、The アウトドア人間。 無人島体験、自給自足生活、オンラインサロンやってます。 低血糖&少食で、しょっちゅう貧血を起こす。 詳しいプロフィールはこちら!

どうも!自称「世捨て人」のカナモです!

僕の得意技は「サバイバル」なんですが、サバイバルと聞くと無人島や山の中でやるものだと思われがちです。

でも本来サバイバルとは「生き残る」という意味で、それは街中でも同じことが言えます。

地震、事件など有事の際には、街中でどうやって生き残るか。

どうやって被害を最小限にするか。

これを僕は「都市型サバイバル」と呼んでいます。

 

今回は、全ての人に知って欲しい都市型サバイバルの方法や考え方をお伝えしたいと思います。

 

屋内

エスカレーターでは両手をフリーに

たまに「エスカレーターが突然止まって利用者が将棋倒し」なんてニュースありますよね。

エスカレーターって確かに便利なものなんですが、電気で動いている以上、不具合が起きることもあります。

エスカレーター自体に問題はなくても、足を滑らせて転倒する事もあります。

そんな時に両手をポケットに入れてたりすると、受け身が取れずに大怪我をしてしまうでしょう。

 

僕はエスカレーターでは常に両手をフリーな状態にしています。

万が一の状況に常に備えておくことが、都市型サバイバルの基本です。

 

階段を使う

各階移動方法としては、エスカレーターよりも階段がベターです。

エスカレーターのような不具合は出ないし、健康にも良いし、何より階段室は避難経路にもなるので頑丈なんですよ。

 

登りはエスカレーターやエレベーターでも仕方ないですが、下りはできるだけ階段を使うことをおすすめします。

当然ながら、階段でも両手はフリーです。

 

案内図を確認する

イオンモールのような広い商業施設は、敷地面積もさることながら利用者数も多く、人でごった返していますよね。

そんな状況で事件や災害が発生したら、すぐに避難するのが難しくなります。

 

幸いなことに、大きな施設には必ず案内図があります。

案内図を見て避難経路をしっかりと確認しておくことで、もし何かあっても最短距離で脱出することが可能になります。

店を探すついでに、5秒でいいから確認してください。

 

セーフティーゾーンを探す

これは屋外でも共通ですが、何かあった時に身を隠せる場所を、常に探してください。

大きな地震が来た時に、固定されていない棚や什器のそばにいると、最悪の場合挟まれて圧死する可能性があります。

 

店内でナイフを振り回すような危険人物に遭遇した時も、身を隠せる場所を覚えておくと、被害に遭うことも少なくなります。

屋内でも屋外でも、付近のセーフティーゾーンを探すようにしてください。

 

屋外

ガラスのそばを歩かない

街中を歩いている時、殆どの人はあまり気にしてませんが、通り沿いって窓ガラスだらけなんですよ。

もし街中で地震に遭遇したら、最初に警戒しなければならないのがこの窓ガラスです。

 

建物は耐震強度の高いものばかりなんで倒壊する可能性は低いですが、窓ガラスは簡単に割れてしまいます。

しかも都会のガラスは1枚がかなり大きい上、20階や30階から降り注ぐこともあります。

街中は、これを意識して歩くと怪我の確率が下がります。

これに併せて、カバンなどで頭を保護することもお忘れなく。

 

付けられていると感じたら

特に女性はここ重要です。

誰かにストーキングされているなと感じたら、まずは人通りの多いところに出てください。

そして急に曲がったり、少し速度を上げたりと、不規則な動きをしてみてください。

 

それでも付いてくるようなら、交番に駆け込みましょう。

近くに交番がない場合は、カフェなど人の多いところに入り、家族や友達を呼んで、気配がなくなるまで待機しましょう。

そこから家に帰る場合は、念の為タクシーを使い、わざと回り道をして、家から少し離れたところで降りましょう。勿論誰かと一緒に。

 

自動車は後部座席中央

自動車で1番生存率の高い席は、後部座席中央です。

外から1番遠い場所に位置し、特に横からの衝突には強いです。

勿論これは全席シートベルト着用状態の話で、もしシートベルトを使ってなければ、後部座席中央は前方に飛び出す危険性が大きく上がります。

 

飛行機は後部座席

飛行機は、空を飛ぶという特性とその速度から「事故=死ぬ」と考えても差し支えないでしょう。

こればっかりは自分でコントロールできる問題ではありません。

 

勿論、生存者がいないわけではありません。

今までの飛行機事故での生存者の座席位置を調べたら、前方が1番死亡率が高く、後部座席になるほど生存率は上がっています。

エコノミーが1番安全っていう、なんとも皮肉な話です。

 

電車は後方車両の車輪上

2005年の7月、JR西日本が起こした大惨事を覚えてますか?

JR福知山線の塚口駅〜尼崎駅間で、死者107名、負傷者562名を出したという大事故です。

亡くなった方の大半は1〜2両目の乗客で、特に2両目の損傷が激しかったそうです。

 

電車で比較的安全とされているのは後方車両です。

そして車両内では、車輪の真上が揺れも少なく、比較的安全と言われています。

 

乗り物危険度ランキング

ついでなんで、安全な屋外での移動方法を検証したいと思います。

比較するのは「バイク」「自動車」「飛行機」「新幹線」の、1年間の事故率です。

  • バイク:0.85%(126cc〜)
  • 自動車:0.58%
  • 飛行機:0.0009%
  • 新幹線:0%

新幹線は、運行開始から現在まで(運行中の)死者数は0人です。

つまり世界一安全な乗り物は新幹線ですね。

あと飛行機が怖いという人も少なくないですが、確率だけで言うと、毎日乗っても事故に遭遇する可能性は8,200年に1度です。

 

サバイバルにおける3の法則

サバイバルでは、「3の法則」に従って行動することが大切です。

  • 3分:呼吸の確保
  • 3時間:体温の確保
  • 3日:水の確保
  • 3週間:食料の確保

水中や火災現場なら、まずは3分以内に呼吸を確保する事が何よりも重要です。

 

次は体温の確保です。

人間は深部体温が2℃下がる(約35℃)と低体温症になり、5℃下がると震えが止まって体温が下がり続け、最終的に死に至ります。

 

呼吸も体温も問題なければ、3日以内に水を確保します。

水の優先度が最も高いと思われがちですが、実はそんなに高くありません。

 

最後は、3週間以内に食料を確保します。

この順番に従って行動すれば、生き残る確率はかなり上がるでしょう。

 

都市型サバイバルに必要なアイテム

モバイルバッテリー

これは必須アイテムの筆頭です。

被災時に必要なのは、水や食料だけじゃありません。

 

安全な場所を探したり、家族や友達と連絡を取ったり、最新の情報を手に入れるためには、スマホが必要になります。

当然ながら、バッテリーが切れたら使えないので、モバイルバッテリーを常備しておきましょう。

 

手回し充電ラジオ

電波塔に異常が発生してスマホが使えなくなる可能性もあります。

そんな時に役立つ情報源はラジオです。

手回し式のラジオであればバッテリー容量を気にせず使えるし、ライトやスマホ充電が出来る物もあります。

 

サバイバルブランケット

3の法則に従うと、体温の確保が優先度高めです。

最も手軽な方法として「サバイバルブランケット」があります。

コンパクト・丈夫・軽量で、場合によってはロープとしても使えます。

「サバイバルシート」「エマージェンシーブランケット」「アルミブランケット」など様々な呼び名がありますが、基本は同じです。

 

カサカサ音がしないポリエチレン製もありますが、これはすぐに破れてしまうので要注意です。

音が気にならないなら、丈夫なポリエステル製をおすすめします。

携帯型浄水器

人間は3日間水を飲まないと死にます。

1日に必要な水の量は2Lですが、それを毎日持ち歩くわけにもいきません。

 

そんな時に活躍するのが「携帯型浄水器」です。

水たまりや川の水など、生で飲むと危険な水でも、携帯型浄水器を通せば飲むことができます。

僕のおすすめは「SAWYER MINI(ソーヤーミニ)」です。

カフェオレが透明に!?携帯型浄水器「ソーヤーミニ」の限界に挑戦

 

非常食

地震などの災害は、家にいる時に遭遇するとは限りません。

むしろ屋外にいる時こそ備えるべきです。

でも非常食はかさばるので、あまり持ち歩く人はいません。

要するに、かさばるのをなんとかできたら良いわけです。

 

ロードバイクに乗っていた時に、「Shotz」という携行食をよく飲んでいました。

超コンパクト(45g)なのに1食あたり117kcalもあり、カバンの中に常備してもかさばりません。

12個セットなら、1日4個で3日持つので理想です。

 

ホイッスル

地震で建物内に閉じ込められたとしましょう。

大声で叫んでも、人の声ってあまり遠くまで届かないんですよね。

そんな時にホイッスルを携帯してたら、発見される確率がグッと上がります。

 

人の声(大声で独唱)は約90db(デシベル)ですが、ホイッスルだと150dbもの超大音量を出すことができるものもあります。

因みに飛行機のエンジン近くで120dbと言われているので、150dbは鼓膜破裂するレベルです。

 

手袋

災害時に手の怪我を防ぐため、手袋があったほうがベターです。

軍手でも良いんですが、僕はもっと目の細かいものを推奨します。

何故なら、火事の時に手袋で口と鼻をふさぐことができるからです。

 

軍手だと煙吸いたい放題ですよ。

あと軍手は携行するにはかさばります。

 

防犯ブザー

サバイバルの意識が必要なのは、災害時だけではありません。

痴漢やストーカーなどの犯罪に巻き込まれそうになった時も同じです。

そんな時のために、防犯ブザーを常備しましょう。

この手の犯罪者が1番嫌がるのが「注目されること」です。

 

SNS

最近ではラジオやTV番組よりも、ツイッターなどSNSの情報の方が早いことがあります。

そして被災時には電話が繋がらないことがよくありますが、SNSは大抵閲覧できます。

被災地の最新情報を得るのに、SNSは最適なツールと言えるでしょう。

 

ただし誤った情報もよくあるので、そのへんの見極めは必要です。

 

まとめ

以上が、都市部でのサバイバルに必要な知識やアイテムです。

「考えすぎだ」「心配しすぎだ」と思われるかもしれません。

でもそういう人に限って、有事の際にパニックになるんですよ。

 

僕が言いたいのは、常にハラハラドキドキしろという事じゃありません。

これらの知識を頭の片隅に置いておくことで、万が一の事態でもパニックを起こさず冷静に対処するスキルを磨こう、ということです。

 

パニックは人を殺します。

そしてパニックは伝染します。

これは実際に僕がサバイバルで何度も体験してきたので、間違いないです。




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