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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
山登りでよく痛めるのが膝です。特に負荷の大きい下山時に痛めることが多く、一度痛めてしまうと完治まで長い時間が必要となります。
膝の痛みを防ぐには、膝に負荷がかからなければいい訳で、それを可能にするのがトレッキングポール(ストック)です
トレッキングポールを使うことによって、今まで100%足にかかっていた負荷を、腕に分散させることができます。足への負荷が減るということは、怪我のリスクも下がるということです。
僕は最近までトレッキングポールを使っていませんでした。両手が空いてる方が何かと便利だからです。
でも三百名山を登ると決めた時、まず1番最初に浮かんだのは「膝を痛める可能性が高いからトレッキングポールを用意せな!」でした。
しかしそこはドケチで貧乏な世捨てびと、普通に店でトレッキングポールを買うという選択肢は最初からありませんでした。
トレッキングポールとは
安くて使えるトレッキングポールを探すにあたって、まずはトレッキングポールについて知ろうと思いました。
素材
トレッキングポールの素材として主流なのはジュラルミン(アルミ)とカーボンです。
ジュラルミンは比較的安く丈夫ですが、重量は重めです。
カーボンは軽量ですが、低強度&高価です。
体力の無い人が日帰り登山で使う程度ならカーボンが最適ですが、僕の場合は日本中の山を登るので、何よりも強度を優先してジュラルミン製のトレッキングポールを探すことにしました。
構造
ジョイント部の構造は大きく分けてスクリュー式、レバーロック式、折りたたみ式があり、最もポピュラーなのは収納サイズが小さく細かい調整ができるスクリュー式です。
グリップ部分の形状はT型とI型があり、T型は1本で使うことが多く、上から荷重をかけた時に安定しやすいですが、収納性は劣ります。
I型は2本セットで使い、様々な状況でオールマイティに使えるので、殆どの人はこっちを使います。
アンチショック機能
アンチショック機能というものがあり、この機能があるトレッキングポールは、強い負荷をかけると中のバネが縮んでショックを和らげ、肘を守ります。
ただ、この機能は無くても問題ないと思ってます。
バネ機構の分だけ重くなるし、トレッキングポールは体重を預けるために使う物ではないので、肘を痛めるほど負荷をかけるのはそもそも間違いです。
という訳で、僕が探すトレッキングポールは
- ジュラルミン製
- I型2本セット
- アンチショックは無くてもいい
という感じに決まりました。
ダバダ(DABADA) トレッキングポール
ネットで色々と物色中、あり得ない程安いのに信頼できそうなトレッキングポールを見つけました。
ダバダ(DABADA)というメーカーから出ているトレッキングポールです。
まずは簡単にスペックをまとめます。
素材 | 7075アルミ合金(超々ジュラルミン) |
重量 | 220g(1本) |
長さ | 最長120cm |
その他 | アンチショック機能、SGマーク取得 |
素材は航空機にも使われている7075ジュラルミンで、I型の2本セット。
アンチショック機能はついてますが、なくても大差ありません。(後述)
そしてなんといっても値段!
このスペックのトレッキングポールは普通1本6,000円はしますが、ダバダのトレッキングポールは3,000円です。しかも2本で。(2022.05.05時点)
コスパ4倍という気持ち悪いくらいの安さです。
そこまで安いと、やはりちゃんと使える物なのかということが懸念されます。
なんで、とりあえず買ってみて使うことにしました。
価格以上のクオリティ
僕が買ったのはブラック&シルバーで、いかにも安物というような感じは全く無いです。
グリップは手の大きな男性には少し細めですが、僕は細めの方がしっくりきます。
コルクの握り心地は良く、汗をかいても滑らずにしっかりと持てます。
既に黒くなってますが、それは僕の手汗のせいです。
ジョイント部分の作りもしっかりしていて、今まで緩んで縮むようなことは一度もありませんでした。
ここは下手すりゃ命に関わる部分なんで、安くてもしっかりしてることが確認できて良かったです。
アンチショック機能は良くも悪くもそんなに効いてません。
肘を守るというよりも、過度な荷重からトレッキングポール自体を守るという役割になってる感じです。
結構重要なのが、先端の石突キャップです。
何かの拍子にキャップが取れて無くなるということがありますが、このトレッキングポールはキャップがねじ込み式になっていて、まず無くすことはないと思います。
本来は付属品にバスケット(先端部分に付ける傘みたいなやつ)が付いていますが、僕は早速無くしました。
まぁ必要ないと思って最初から取り外してたんで問題ないですが。
結論:最高
四国の旅に持って行きました。
結論から言うと、最高です。
全ての山(日本三百名山9座)でガッツリ使い倒し、そこそこ乱暴な扱いもしましたが、ビクともしてません。
安くて良い物に出会う瞬間は何とも言えない幸福感があります。
アンチショック部を見せるために
ポールを抜いてますが
再度挿入できましたか?
私はアンチショック部でない下から
一本目を抜いてしまい
挿入できませんでした。
御教示頂けたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
阪本様
お問い合わせありがとうございます。
僕の場合にはなるんですが、今試してみたところ、緑色の部分を持ってジョイント部分のネジを限界まで緩めて挿入すると、少し引っかかるんですが挿入は可能でした。
緑色のパーツのツメ部分が外側に出すぎているということはありませんか?
その部分を指で押さえながらだと、挿入は出来ませんでしょうか?
余談ですが、挿入する前に緑色のパーツに付着している粉を落としたほうが良いと思います。
もし挿入できたとしても、その粉が原因でストックの内部で空転し、キチンと固定できなくなることがあります。
お役に立てればいいのですが。
はじめまして。
アイリスといいます。
「登山初心者ブログ 岳や本店」というブログをやっています。
このたび、自分もダバダのポールの記事を書きまして、そこでカナモさんのサイトを参照(リンク)させていただきました。
ご迷惑をおかけします。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
アイリス 様
リンクの件承知しました!ご丁寧にありがとうございます!
お互い頑張りましょう^ ^
初めてトレッキングポールを使います。
付属のパーツの使い方がわかりません。
どんな場所でどれを使ったら良いか教えて下さい。
ポールの握り方も長さもよくわかりません。
私はウォーキングで使う予定です。
磯田 千代子 様
コメントありがとうございます。
岩場やガレ場では、先端のキャップを外して石突きを露出させた状態で使い、一般的な登山道では、石突きにキャップを着用して使います。
雨などで道がぬかるんでいる場合、先端が地面に深く刺さるのを防ぐため、バスケット(円盤型のパーツ)を着用します。
他にも雪用のバスケットなどがありますが、この商品に関しては別売だったように思います。
トレッキングポールの長さ調節ですが、平坦な道では直立して肘を90度に曲げた時の高さに合わせれば間違いないと思います。
坂道では、勾配に合わせて長さを調節すれば問題ありません。
握り方は特にこれといってありませんが、ハンドルの形状に合わせたら問題ないかと。
ただハンドル部のループを先に手首に通してから使ってください。そうする事でトレッキングポールの落下や紛失を防ぐ事ができます。
参考になれば幸いです。
カナモさん初めまして
最近、ゆる山登山が楽しくなってきたおじさんです。
道具は、まだハイキング程度の靴と、このブログを見て購入したストックだけです。使い良く値段の割に、しっかりした作りで感動しました。取り敢えず、カナモさんおすすめの道具を購入し、ゆる山登山を楽しんで見ようと思います(笑)ブログは面白く参考になります。楽しみにしています!
てんまく 様
コメントありがとうございます!
実際にご使用の感想まで頂けるのは非常にありがたいです!
のんびり登る山は良いですよね〜^ ^