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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです
僕は三度の飯よりナイフが好きなんですが、今まではナイフを使ったり研いだり眺めたりひたすら触ったり愛でたりくらいしかしてませんでした。
でもあるキッカケで「シース(鞘)作ってみよかな」と思い立ち、初めてのレザークラフトをすることにしました。
レザークラフトで自作シース
ナイフには付属のシース(鞘)が付属していますが、ちょっとしたオリジナリティを出そうと思い、東急ハンズに行って工具と革を揃えました。
作るのはKA-BARのBK2というナイフのシースです。
ブッシュクラフトの定番と言えるナイフのひとつで、フルタング&6.5mmという極厚の刃が、どんなハードな使い方にも耐えられます。
必要な工具
レザークラフトの工具って、けっこう色んな種類があります。
僕が作るナイフシースに必要なのは
- ゴム板
- 菱目打ち
- コバ磨き
- トコノール
- ロウ引き糸
- 丸目針
- 革用接着剤
- ハトメ抜き
- ジャンパーホック
- ジャンパーホック打ち
- 革
- ハンマー
- カッター
- カッターマット
計13点です。家にあった台紙とクリップを含めると15点です。
全部揃えるのに合計で9,000円くらいかかりました。
正直なところ、工具セットを買ったほうが安いです。
作成手順
かなり適当な部分もあるんで、あまり参考にならないかもしれませんが、とにかく僕が踏んだ手順を紹介します。
型紙と革の切り出し
まずはナイフを紙の上においてトレースし、それを切り抜いて型紙を作ります。
いきなり革を切り出してもまず間違いなく失敗します。
型紙を革に転写します。
ペンで書くわけにはいかないので、針を使って線をつけました。
革の厚みは2.5mmのものを使っています。
革を切り出したついでに、ナイフの背に当たる部分を曲げやすくするための溝をカッターで掘りました。
本当はグルーバーという専用工具を使うほうが圧倒的にやりやすいんですが、今回は用意してないんでカッターで代用です。
この適当具合。
刃の当たる部分をガードするためのパーツを切り出しました。
この部分だけ4mm厚の革を使ってます。
接着&手縫い
刃の部分と本体を接着します。
上から圧力をかけてくっつけます。どのくらいの圧力かというと、新卒が直面するブラック企業の圧迫面接くらいです。
当然ながらこれは仮止めなんで、後でガッチリ縫い合わせます。
写真撮り忘れましたが、この時に水抜き用の小さい穴を先端に空けています。
次はナイフ脱落防止用のベルトを縫い付けます。
ここはパンチ派と縫い付け派で分かれるかもしれませんが、金属部品を最小限にしたかったんで、僕は縫い付けることにしました。
ベルトループも取り付けました。
正直に言うと、これは失敗です。
縫い付け位置が下すぎて、こうなってしまいます。
まぁ何も考えずに縫い付けるとこうなることもありますよね〜。
刃の部分を接着します。
手元にあった書類用のクリップがいい仕事をしてくれました。
もう何箇所かクリップで固定して、接着剤が乾くのを待ちます。
縫ってるところを撮影し忘れましたが、とりあえず完成しました。
自画自賛ですが、初めて&超テキトーな作り方にしてはかなり良いんじゃないかなと感じています。
コバも磨いてピカピカにしました。
革独特のこのツヤがたまらんですなぁ。
革が余ったんで、最終的には2つ作りました。
両者の大きな違いはベルトループです。
最初の失敗を活かし、ループを固定式&角度をつけて右利き用にしました。
まとめ
初めてのレザークラフトでしたが、「ポイントさえ外さなければテキトーでもなんとかなる」というのが正直な感想でした。
あとナイフシースの場合革の厚みがかなりあるんで針が通りにくく、指がめっちゃ痛いです。
これからどんどんいろんなアイテムを作ってみようと思います。
次はもっとキチンと設計して、キレイに仕上げます。
あと工具を買うならバラよりもセットのほうが圧倒的にお得ということが分かりました。