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どうも!自称「世捨て人」のカナモです!
今回はナイフの世界をだいぶ深掘りしてみたいと思います。
テーマは「セカンダリーベベル」についてです。
たまにはこんなマニアックな記事書きたくなるんですよね。
セカンダリーベベルとは
「マイクロベベル」「糸刃」とも言います。
ベベル(bevel)とは英語で「傾斜」を意味し、ナイフ用語では、背からエッジに向けて傾斜している状態のことを指します。
つまりセカンダリーベベルとは、2段目の傾斜のことですね。
これがセカンダリーベベルです。
セカンダリーベベルをつける意味
「セカンダリーベベルは不要だ!」という考えの人もいますが、僕は必要だと思っています。
その理由は2つ。
- 耐久性が上がる
- 研ぎ直しが楽
耐久性が上がる
上で説明した通り、セカンダリーベベルのある刃は、なしの刃に比べて角度が鈍くなってます。
角度が鈍いということはつまり切れ味に劣るということなんですが、逆に言うと、めくれやチップが起こりにくくなり耐久性が上がります。
正直なところ、多少角度が鈍くてもキチンと研げたら切れます。
それにアウトドアナイフには、刺身包丁のような切れ味は必要ありません。
バトニングしても切れ味が落ちない刃の方が100倍重要です。
研ぎ直しが楽
モーラナイフに代表される「スカンジグラインド(スカンジナビアグラインド)」では、砥石に当たる面積が広いぶん、研ぐのに少し時間がかかります。
でもセカンダリーベベルを付けていれば、研ぐ面は1mm以下です。
刃を固定させるのが難しくはなりますが、慣れればサクッと研ぎ直しできますよ。
まとめ セカンダリーベベルは必要
以上のことを鑑みると、やはりセカンダリーベベルは必要です。
ただ、初心者がいきなりセカンダリーベベルを上手く研ぐのは難しいんで、最初はなしでも良いと思います。
でも研ぎに慣れてきたり、シングルベベルのめくれやチップが気になる人は、セカンダリーベベルを付けたほうが幸せになれますよ。
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