最新記事 by カナモ (全て見る)
- 第1回 TAKIBISM CAMP 行ってきた - 2023.3.9
- 結局、Goal zeroは優秀なLEDランタンて話 - 2023.1.26
- 100均アイテムだけで作る1000円防災ボトルで災害に備えよう! - 2022.4.16
この記事は2018年に実施した無人島体験の記事です。
アップし忘れてたので、今更ですが公開したいと思います。
どうも!自称「世捨て人」のカナモです!
前回の無人島から4日の期間を空けて、今度は社長さん達9人を無人島に案内してきました。
前回は趣味で、今回はガチの仕事です。
始まりは4月
実施したのは10/17〜19ですが、やると決まったのは同年の4月からなんですよ。
僕のブログを見てくれていたある企業の社長から、「社員研修に無人島サバイバルをやりたい!」というメッセージを頂き、二つ返事で「よろこんで!」と返信しました。
1度実際に無人島に行ってみて、次は経営者仲間でやりたいということでした。
なので、まずは7月にその社長と社員さんを連れて、第一回無人島サバイバル体験を実施しました。
この無人島サバイバル体験に参加した社員さん達のその後を社長から聞いたんですが、業績が上がったり、本を執筆したり、何かしらの効果があったようです。
そして今回迎えたのが、9人の経営者を迎えての無人島サバイバル体験です。
一代で会社を築き上げた敏腕社長ばかりなんで、当日まで妙な緊張感を持っていました。
鶏の屠殺体験
実施するにあたって、目玉となるカリキュラムを考えました。
せっかくの無人島なんで、何か学びがあればいいなと思って。
今回は「鶏の屠殺」を体験してもらいます。
普段当たり前のように食べている肉ですが、自分自身の手で鶏を屠殺することによってそれがどうやってできたのかを知ってもらい、食や命に関して考えてもらいたいなと。
サバイバル開始
今回はインストラクター(僕)とアシスタント2人、参加者9人の、合計12人で実施しました。
3日間の様子を、作成した動画のスクショで紹介していきます。
1日目
チャーター船で無人島に到着しました。
ここから3日間のサバイバル体験が始まります。
サバイバルと言っても、安全第一でやっていきます。
まずは大まかな流れや注意事項などの説明をします。
なんかインストラクター感出てますね。
説明を終えた後は、食料確保班と火起こし班に分かれて行動します。
僕は数人を引き連れて食料確保班を担当しました。
海岸で穫れたのは、カメノテ、マツバガイ、カニです。
潮が引いてなかったので、あまり多くは確保できませんでした。
まぁ初日にたくさん獲っても、みんなお腹空いてないからそんな食べないんですけどね。
一方その頃、火起こし班はなかなか苦戦を強いられているようでした。
まずはアシスタントが火起こし方法をレクチャーしています。
今回試した方法は「きりもみ式」「弓ぎり式」「竹」の3つです。
きりもみ式火起こしに苦戦する。
1時間以上苦戦した末、竹を使った火起こしで見事火をつけることに成功しました。
歓声と拍手が自然に沸き起こってましたね。
同時に釣りもしたんですが、なんとキスをゲット。
早速焼いて食べました。
当然ながら、僕はその様子を見ながら動画を撮るだけです。
凄い美味しそうでしたよええ。
2日目
2日目は朝から最高の天気でした。
せっかくなんで、日の出前に起きてドローンで朝日を空撮することにしました。
ドローンの輸入代理店をやってる社長と僕とアシスタントの3人で、ドローン飛ばしたりタイムラプス写真撮ったりして、無人島の朝を満喫。
いい写真だと思いません?
全員が起床したので、火の確保と釣りをしました。
朝はよく釣れるみたいで、キスやベラを6匹ほど釣り上げてましたね。
量は少ないながらも美味しい朝食となりました。
例のごとく僕は食べてません。
食後は島の探検です。
山頂を目指してズンズン歩きます。
昨日から食事量が極端に少ないせいか、みんなすぐに息が上がってしんどそうにしてました。
山頂に到着後、とんでもないものが出てきました。
アーモンド入りチョコレートです。
こんなん美味いに決まってるやん。
本来持ってくるのを禁止するべきですが、正直「ナイス!」って思いましたねこれは。
僕も誘惑に負けて「これはきっと落ちてたやつに違いない、だからセーフ」という事にして1粒だけ食べました。
昨日から口にしたのは少量のカメノテだけだったんで、膝から崩れ落ちるくらい美味しかったです。
探検から戻ると、鶏が卵を1個だけ産んでました。
これはもうゆで卵にするしかない。
海でタコもゲットしました。
腹をひっくり返して内蔵全部とっても普通に生きてます。
まぁすぐに焼いて食べたわけですが。
ゆで卵を美味しく食べるために、海水から塩を作りました。
あとで鶏を捌いて食べるんで、それにも使います。
そして始まったゆで卵の争奪戦。
殴り合いの奪い合いを少しだけ期待しましたが、ジャンケンという平和的解決法を選択したようです。
勝負はついたようです。
でもみんな優しいから、ちゃんとシェアして食べてましたよ。
当然ながら激ウマです。
卵もいい感じに半熟で、無人島では最高の贅沢ですね。
僕は食べてませ(以下略
卵の争奪戦を繰り広げている間、後の数人はアシスタントと共にダイビングでの食料確保をしていました。
無人島でのダイビングは貴重な経験になったんじゃないかと思います。
超デカいムール貝をゲットしました。
こんなんイタリアンレストランじゃ絶対に出てこないサイズですよ。
海から上がり、ゲットした貝を焼いています。
ヤバい最高。
写真コンテストに出したら間違いなく「1番ヨダレが出たで賞」もらえますね。
僕も食べましたが、これは本気で美味かったです。
そしていよいよ今回のメインイベントである「鶏の屠殺」に取り掛かります。
用意したのは2羽の雌鳥です。
まずは首を切って血を抜きます。
血抜きが終わると、70度前後に沸かした海水に浸けて羽を抜き取ります。
ちょっとお湯の温度が低かったみたいで、抜くのに少し時間かかりました。
羽を抜いた後は各部位に切り分けていきます。
すごい集中して取り組んでくれました。
手作りの竹串に自分達で捌いた鶏肉を刺し、自分達で作った塩をかけ、自分達でおこした火で焼いて食べる。
こんな最高な体験、なかなかできるもんじゃないと思います。
内臓とガラは鍋に入れてスープにしました。
余すところなく使い切るという意識が、参加者の中に芽生えたと確信しています。
3日目
3日目は、起床直後に強めの雨に打たれました。
1時間ほどで止みましたが、最終日に良い緊張感が生まれました。
こういう状況下での雨は、人の心を簡単に折ってしまいます。
それに耐えるのも、無人島サバイバルで経験してほしかったことのひとつです。
ある意味天候に恵まれましたね。
テントを撤収し、周辺のゴミを拾い、文明に戻る準備を終えました。
そして最後は、社長が持参していた非常食をみんなで食べました。
文明の味って素晴らしいね。
最後に参加者9人で記念写真。
みなさん最高の笑顔を見せてくれました。
まとめ
計画から実行まで、半年かかりました。
それだけ時間をかけたぶん、参加者のみなさんの笑顔が心に沁みましたね。
ほんとに「サバイバルやってて良かった」と思いました。
これからも、無人島サバイバル体験は続けていきます。
僕の挑戦は始まったばかりですが、きっと最高のプロジェクトになることでしょう。
コメントを残す