モンベルのステラジッリテントはシェルターとしても使えるからおすすめ




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どうも!自称「世捨て人」のカナモです!

テントにも色々ありますが、山岳テントで最も有名なのはモンベルの「ステラリッジ」ではないでしょうか。

「これから山岳テントを買いたい」「ソロキャンプで使える軽くてコンパクトなテントが欲しい」という感じで僕もたまに相談を受けるんですが、基本的にはモンベルのステラリッジ2か、ダンロップのVS20のどちらかを勧めています。

実際に僕も両方のテント(ダンロップはOEM品)を持ってるんですが、ダンロップテントは以前紹介したんで、今回はモンベルのステラリッジ2を細かく紹介したいと思います。

モンベル ステラリッジテント2

グラウンドシート、フライは別売り

まずはスペックをまとめました。

サイズW210×D130×H105cm
収納サイズ14×31cm(ポール別)
重量1453g(インナー、フライ、ポール、ガイライン)
耐水圧1,000mm(レインフライ)
オプションレインフライ、グラウンドシート、オプショナルロフト

ステラリッジは他のテントとは違い、絶対に必要なレインフライ(フライシート)が別売りなんで注意が必要です。

でも何故そんな面倒な売り方をしているのかというと、レインフライの色をオフホワイト、ピーコック、サンライトイエロー、タイムの4色から選べるようになったからです。

「ステラリッジの鮮やかすぎる黄色が嫌」という人も少なからずいたので、これは嬉しい改善点ですね。

僕のレインフライはタイム(緑)です。

まぁこのテントは友人から殆ど新品状態の物を頂いたんで、僕が選んだわけじゃないんですけどね。

あとグラウンドシートも別売りです。

では細かく見ていきましょう。

重量はそこそこ

山岳テントで重要視されるのは「重量」です。

ザックに背負って何kmも何十kmも歩くんで、軽いほうが良いに決まってます。

総重量

本体、フライ、ポール、ペグ、グラウンドシート、収納袋など全て含めた総重量は1,856gでした。

従来の山岳テントとしては軽量な部類には入りますが、最近は1kg前半の物も出てきてるんで、まぁそこそこの軽さと考えれば良いかと思います。

その分広さや快適性は高いので、何でもかんでも軽ければ良いってわけではありません。

ステラリッジテントはその辺のバランス感覚が絶妙です。

因みに本体、フライ、ポールだけの最小重量は1,453gでした。

ステラリッジにグラウンドシートは必須

余談ではありますが、ステラリッジテント本体のフロア素材はペラッペラです。

このままの状態で使ってたら、尖った小石などで簡単に破れてしまうでしょう。

なので、グラウンドシートは必須だと考えてください。

テントは安い買い物ではないんで、できるだけ長く使いたいですよね。

勿論理由はそれだけではありません。

本体フロアの耐水圧は1,500mmなんですが、それだと雨の日に水が染み込んでくる可能性があります。

体重75kgの人が濡れた場所に座ったときの水圧が2,000mm程度と言われています。

つまり、雨の日にグラウンドシートなしのフロアに座っていると、それだけで水が染み込んでくる可能性があるということです。

ステラリッジ用のグラウンドシートは耐水圧2,000mmです。

その上に耐水圧1,500mmのフロアが乗っかるので、単純に3,500mmとはいかないでしょうが、それでも雨の日は全然違います。

組み立ててみた

前置きが長くなりましたが、ステラリッジテント2を室内で組み立ててみたんで、色々と説明したいと思います。

ステラリッジのフルセット

使うのは、本体、フライ、グラウンドシート、ポールのフルセットです。

ペグも写ってますが、流石に屋内では使いません。

グランドシート

まずはグラウンドシートを敷き、テントのサイズ確認と設営場所の検討をします。

この時に、地面にある枝や石はどけて設営場所を綺麗にしておきましょう。

生地が破れたり、寝る時に背中にあたって痛かったりするので、ここは面倒でもキチンとやるべきです。

まぁ今回は屋内なんで関係ないですけどね。

みんな結構間違えるポイント

因みに、グラウンドシートには裏表があります。

シームテープなどの防水処理をしている面がテント側で、その裏側が地面に接するようにしてください。

そうしないと、地面との摩擦によって防水加工が剥がれてしまいます。

大抵はロゴやタグがついているので、それらが見えるように設置するのが正解です。

次は、本体(インナー)をグラウンドシートの上に敷きます。

この時に、入り口をどっちにするのかをよく考えてください。

傾斜、風向き、周囲のテント、水の流れなど、あらゆる要素が関わってくるので、その場その場で適切な判断が出来ることが大事です。

北枕とかはどうでもいいです。

ポールをスリーブにIN
安心と信頼のDAC製ポール
なんかタヌキが写り込んでる

続いて、ポールを本体のスリーブに通します。

正直なところ、スリーブ式を採用する意味が僕には分かりません。

ダンロップのVS20は昔から吊り下げ式を採用していて、スリーブ式よりも圧倒的に設営・撤収が素早く簡単に行えます。

と言っても、このステラリッジテントは旧型で、2019年からの最新式のものは吊り下げ式になっています。

ステラリッジ唯一の不満点であるスリーブ式を廃したのは、個人的にはモンベルに拍手喝采を贈りたいと思います。

グラウンドシートと一緒にポールを固定

ググッと力を込めてポールを本体とグラウンドシートのハトメに差し込めば、ポールが固定されて自立します。

あとはこれにレインフライをかぶせて固定します。

フライかぶせる
本体のループにつなぐ
とりあえず完成

フライと本体を繋ぐのは、金属製の小さなフックとバンジーコード(ゴム紐)のループです。

他のメーカーはバンジーコードではなくプラスチックのバックルを採用しているところが多いんですが、モンベルは敢えてこれにしているようです。

というのも、バンジーコードだと適度に伸縮してくれるんで、バックル式のように微調整しなくても4つ端のテンションが均等になりやすいんです。

均等なテンションで張れると、本体とフライのズレが少なくなるし、シワにならず美しく張れます。

問題点はバンジーコードがそのうち伸びてしまうことですが、その時は自前で交換するつもりです。

本来なら入り口や中間もペグダウンしてピンと張りたいんですが、室内なので今回はここまでです。

ステラリッジテント2のポイント

せっかく張ったんで、ステラリッジテント2の「ここは良いよ!」というポイントを紹介したいと思います。

ちょうどいいサイズ感

身長170cmの僕が寝転がっても十分な広さがあります。

1人で使うなら、半分は荷物置き場として使えるし、2人なら荷物は置きにくいですが、ある程度ゆとりを持って寝られます。

高さもそこそこあり、中で座ったり着替えたりしても狭いと感じることは無いですね。

低いテントって、実際の広さよりもかなり狭く感じてしまいます。

なのでこういった少人数用のテントでは、高さって結構重要なんですよ。

タヌキには広すぎる

入り口のダブルジッパー

ステラリッジテントの入り口は、ダブルジッパーになっています。

なぜこのような構造になっているのかと言うと、雨の日や長期のテント泊をやってる人なら分かると思います。

そう、上からチラッと覗けるんです。

雨の中で外の様子を知るために、他のテントは一番下にあるジッパーに手を伸ばしてジッパーを開ける必要があります。

しかも、その場合で確認できるのは前方のみ。

でもステラリッジテントなら、入り口に近い上のジッパーを少し開けるだけで、無理な体勢を取ることなく前方と左右の3方向を確認することが出来ます。

これは天気の悪い日のキャンプや、長期のキャンプでは意外と役に立ちます。

開口部とメッシュ

ステラリッジテント2は、その名の通り最大2人まで使用できます。

当然ながら縦に寝ることになりますが、どちらか1人がテントから出るとき、入り口がこの配置ならもう1人をまたがずに出ることが出来ます。

この入口が横に配置されていた場合、奥側の人が外に出るには、手前の人をまたいで出なければいけません。

開口部の配置ひとつで、2人での使いやすさに大きな差が出てきます。

開口部の上部は、ジッパーを開けてメッシュにすることが出来ます。

これに関してはメリットでありデメリットでもあるんですが、そこまで大きなメッシュではないので、寒い時期は気密性が上がって熱が逃げにくくなります。

逆に夏場はめちゃくちゃ暑いと思います。

まぁステラリッジはそもそも山岳テントなんで、真夏のキャンプ場よりも3シーズンの標高3,000mでの快適性を重視しています。

場所によっては夏でも全然使えますけどね。

さりげない親切心

小物はメッシュポケットへ

テントの中って、どうしても散らかってしまいます。

服くらいなら問題ないですが、人によってはコンタクトレンズや薬など、小さくて他の荷物に埋もれてしまいやすい物も必要です。

大抵のテントにはポケットがついていますが、ステラリッジテントにも勿論あります。

メッシュタイプなんで中身がすぐに確認できて便利ですね。

ループがいっぱい

天井部には、5つのループがあります。

中心以外の4つのループは、別売りのオプショナルロフトというメッシュ生地を設置することによって、文字通り小さなロフトが出来上がります。

僕は対角線上にパラコードを張って物干しにしたり、中心のループにヘッドライトをかけて室内灯にしたりしてます。

こういった細かい配慮が、「さすがモンベル!」と言えますね。

まぁ実際は他のメーカーも大概同じようになってますけどね。

潰れないベンチレーション

なんか固いの入ってる

ベンチレーションとはその名の通り換気口のことなんですが、山岳テントは気密性が高いので、窒息死を防ぐために必ずベンチレーションがあります。

しかメーカーによっては、ベンチレーションがペタッとレインフライにくっついて換気効率の悪いものがあります。

その点ステラリッジテントは、ベンチレーションの中間になんか固いやつが入ってるんで、ご覧の通りしっかりと自立しています。

内側はメッシュ付き

当然ながらテント本体にもベンチレーションの穴があるんですが、虫などの小さな生物が侵入できないようにメッシュ構造となっています。

メッシュとは別にナイロン生地の絞りも付いてるんで、完全に閉め切る事も可能です。

シェルターとしても使える!

これは公式で推奨されている使い方ではありませんが、グラウンドシートを活用することによって、本体を使わずレインフライとポールだけでシェルター型にすることが出来ます。

論より証拠ということで、さっそく立ててみます。

使うのはこの3つ
まずはポール立てる

普段は本体のハトメにもポールを刺しますが、実はグラウンドシートだけでも自立するんですよ。

交差部分をしっかり固定

忘れてはならないのがここです。

本来は本体のスリーブがポールを固定してくれますが、その本体が無いので、ポールの交差するポイントをガイラインなどでズレないようしっかりと固定してください。

こうすることでポールが安定し、しっかりと自立してくれます。

完成、ステラリッジシェルター

あとはレインフライをかぶせて4つ角をバンジーコードに固定すれば、ステラリッジシェルターの完成です。

虫の少ない時期や場所でのキャンプにも、ビーチの日よけにも、子供連れでどこか遊びに行くときにも使えます。

こうやって使うためにはグラウンドシートが必須なので、忘れずに買っておきましょう。

まとめ

以上が、モンベルが誇る定番山岳テント「ステラリッジテント」の紹介でした。

『細かい部分への配慮が行き届いたとても良いテント』というのが、僕の正直な感想です。

アレンジしてシェルターとしても使えるし、活躍の場が他のテントよりも多いのは間違いないです。

最新式のものは吊り下げ式になってるし、もしこれからテントの購入を考えているなら、ステラリッジは筆頭候補として覚えておいてほしいです。

今回はここまでです。

また次回お会いしましょう。

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