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どうも!カナモです!
アウトドアには欠かせない存在になってるヘリノックスチェア(HELINOX)ですが、ヘリノックスにも種類は色々あります。
その中でも代表的なものを3つ用意したので、実際に色々と比べてみたいと思います。
まぁ結果はチェアワンが1番良かったという話なんですが、何故その結論に至ったかを細かく紹介していきます。
ヘリノックスチェア御三家
勝手にそう呼んでますが、アウトドア派の所持率が高いのは、以下の3つです。(世捨て人調べ)
チェアワン
ヘリノックスの名をアウトドアチェア界で不動のものにしたのが、このチェアワンです。
今までにないコンパクトさと快適性で、一気にユーザーが増えました。
写真のチェアワンは僕の私物で、カモ柄がアウトドアと親和性高くて気に入ってます。
グラウンドチェア
その名の通り、地面に近い形で座ることのできるチェアです。
脚がなくなったぶん軽量化&コンパクト化に成功しています。
沈み込むように座るので、リラックス度は高そうです。
今回はアウトドア仲間のものをお借りしています。
チェアワン ミニ
チェアワンをギュッと小さくしたような感じのチェアワン ミニです。
軽さとコンパクトさはダントツですね。
問題は座り心地ですが、それはまとめて確かめたいと思います。
スペック比較
実際に座る前に、まずはそれぞれの仕様を比較して、データから分かることをまとめてみます。
チェアワン | グラウンドチェア | チェアワン ミニ | |
サイズ | W52×D50×H66cm | W52×D42×H50cm | W40×D34×H40cm |
座面高 | 35cm | 28cm | 23cm |
耐荷重 | 145kg | 120kg | 90kg |
収納サイズ | W35×D10×H12cm | W11×D11×H30cm | W26×D8×H10cm |
本体重量 | 890g | 615g | 450g |
この表で重視すべきポイントは「収納サイズ」と「耐荷重」です。
僕はキャンプ道具を全てバックパックに背負って行く人力キャンパーなんですが、収納サイズが小さい方が他のアイテムを持っていけるのでありがたいです。
その点ではチェアワン ミニは非常に優秀であると言えます。
耐荷重は多くの人が誤解してるポイントなんですが、これは決して「耐荷重=使用者の体重」ではありません。
ヘリノックスチェアに限らず、アウトドアアイテムの耐荷重とはつまり静荷重(静かに荷重をかけた状態)での数値です。
例えば、体重60kgの人が座る時の動作で椅子にかかる荷重は、60kgではありません。
ドスンと座れば、瞬間的に100kgくらいは出てる筈です。
なので、耐荷重の2/3くらいの体重が許容範囲だと思ったほうが確実です。
座り比べてみた
では実際に座ってみたいと思います。
まずは自前のチェアワンから。
やはり慣れているのもあって、このチェアは落ち着きます。
座面高が他に比べて高いので、座ったり立ったりが非常に楽ですね。
- リラックス度:★★★☆☆
- 立ち座り度:★★★★★
- 総合満足度:★★★★★
続いてグラウンドチェアです。
一度座ってしまえばその姿勢の楽さは病みつきになりそうです。
脚を投げ出して、焚き火の前で読書でもしながら過ごすのには最適ですね。
ただし、立ち上がるのがちょっと大変なのと、身体を起こして食事を取るのには向いてません。
あと収納袋を本体に繋げておけないのはマイナスポイントです。
- リラックス度:★★★★★
- 立ち座り度:★★☆☆☆
- 総合満足度:★★★☆☆
最後はチェアワン ミニです。
座面高は23cmとかなり低いんですが、深くかける事ができないので、立ち座りは意外と楽です。
食事をする時には良い感じですが、まっすぐしか座れないのでリラックス出来る感じではないですね。
地べたに座るよりは遥かに楽ですけどね。
- リラックス度:★☆☆☆☆
- 立ち座り度:★★★☆☆
- 総合満足度:★★☆☆☆
地面ぶっ刺さり度比較
意外と重要なのが「地面ぶっ刺さり度」です。
土や砂などの柔らかい地面では、どうしてもチェアの脚がぶっ刺さってしまいます。
乾いてる地面ならまだいいんですが、湿ってると脚に汚れが大量に付着するんですよね。
これの何が問題かと言うと、まず掃除するのが大変です。
そして脚に付着した小石がアルミパイプと樹脂パーツの接続部に入ってしまうことがあります。
組み立てる時にジャリジャリと不快な音がするし、強度も下がる可能性があります。
こういうタイプのチェアのパイプは、決して肉厚とは呼べません。
ちょっとした傷が破損に繋がることも珍しくないんです。
何度も検証しましたが、地面のぶっ刺さり度はチェアワン ミニ>チェアワン>グラウンドチェアで間違いなさそうです。
この点だけを挙げれば、グラウンドチェアはとても優秀だと思ったでしょ?
でも実はそうでもないんです。
画像をよく見ると、樹脂パーツとアルミパイプの接続部分が地面についてるんですよね。
つまり、グラウンドチェアは地面には刺さらないものの、最も砂を噛ませてしまいやすいということです。
実際に組み立てる時も、グラウンドチェアだけジャリジャリ言ってました。
脚が地面に刺さるのが気になる人は、別売りの「ボールフィート」を使えば、地面に沈み込むことは少なくなります。
やっぱりチェアワンが最高
3つのチェアをスペックや座り心地などあらゆる要素で比べてみた結果、やはり1番はチェアワンです。
収納サイズや重量は他の2つよりも大きくなってしまいますが、それでもこの快適さは捨てがたいですね。
他の2つも、決して悪いというわけではありません。
用途や荷物量によっては、むしろこの2つの方が良いことも十分あり得ます。
ただ僕が言えるのは、これからもチェアワンを使い続けるのは間違いないということだけですね。
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