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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
「僕の相棒を紹介しますシリーズ」と題して、今まで登山やサバイバルで役に立った道具達をこれからどんどん紹介したいと思います。
そのシリーズの記念すべき第一号は「マルチツール」です。マルチツールと書いて”男の憧れ”と読みます。
LEATHERMAN Skeletool
LEATHERMAN Skeletool(レザーマン スケールツール)とは、かれこれ2年以上の付き合いになります。僕が登山を始めた時、登山装備よりも先に購入しました。その時は登山に対する知識も経験も乏しかったので「マルチツール持っときゃ大体の状況はなんとかなるやろ!楽勝!」とか思っていました。
そして2年経った今、僕はこう思っています。
「やっぱマルチツールあれば大抵なんとかなるわww」
機能美の逸品
マルチツールと言えば、大抵の人はビクトリノックスを思い浮かべる筈です。あの赤いボディに色々なツールをコンパクトに収納してるアレです。
正直に言います。ビクトリノックスはアウトドアでは役に立ちません。
まずナイフのブレードが薄すぎてすぐぶっ壊れる。これはアウトドアでは致命的です。木を切るために、ブレードの背を石や木で叩く「バトニング」という使い方をすることがあるので、ビクトリノックスじゃ持ちません。そしてコルク抜きとかついてるやつがありますが、あんなもんどこで使うねん。都会じゃ持ってるだけで職質の対象になるし、アウトドアでコルク抜きが必要なシチュエーションなんて無いです。
文句はこれくらいにして本題に戻ります。不要なツールがワンサカ付いてるビクトリノックスに比べると、スケールツールの機能は
- ナイフ
- プライヤー
- ドライバー
- ストラップ兼栓抜き
これだけです。
まさに必要にして充分というやつです。機能が少ない分、それぞれが非常に丈夫かつ使いやすく設計されています。例えばナイフの刃厚は2.5mmもあり、バトニングにも充分使える耐久性があります。プライヤーも精密に設計されていて、先が細くなってるので細かい作業にも使えます。ステンレス製のボディはサビに強く、とても頑丈に出来ています。
2年間散々ハードに使い倒しましたが、故障は一切ありません。
海水につけて放置してしまい、少しサビが出てしまいましたが。これは僕の管理方法が悪いので仕方ないです。
Skeletoolをひとことで表すならば【機能美】という言葉がピッタリです。2008年のギア・オブ・ザ・イヤーを受賞した実績もあり、名実共にキング・オブ・マルチツールと言えるでしょう。
ナイフ
セレーション(ギザギザ)付き、刃渡り66mm、420HCステンレス鋼のナイフです。
420HCは安価なナイフによく使われる鋼材です。刃つきも耐久性もナイフとしては良い部類ではありませんが、マルチツールの鋼材としては一般的です。ナイフだけがメインじゃないですからねマルチツールは。しかしちゃんと研げば、紙がサクッと切れる程度にはなります。
産毛が剃れるほど鋭利にはできません。
ロック機構もスマートでカッコいいです。
プライヤー
アウトドアでもインドアでもかなり使えます。
例えば深く刺さって抜きにくいテントのペグをぶっこ抜いたり、釣った魚から釣り針を取ったり、火にかけて熱くなったクッカーを持ったりと、色々な場面で活躍してくれます。
僕はちょっとした趣味で、アクセサリーを編んだり作ったりしてるんですが、その時にもプライヤーが大活躍してくれます。プライヤーの根本にはワイヤーカッターも付いているので、細いワイヤー程度なら簡単に切ることができます。
ドライバー
世の中の大抵のものはネジで固定されています。
つまりドライバーは、世の中の大抵のものに使えるというわけです。実際DIYを全くしないと言う人でも、ドライバーは家にある筈です。それほど、ドライバーは生活に欠かせないツールになっています。子供のおもちゃを電池交換する時も、電池の誤飲を防ぐために大抵蓋がネジで固定されています。
僕の場合は主に自転車の整備にskeletoolのドライバーを使ってます。自転車もドライバーがないと調整できないパーツが沢山あります。
ドライバーはプラス(1/4、3/16)とマイナス(No.1、No.2)の両方のビットがあり、必要に応じて交換できます。マイナスドライバーは何かをこじ開けたりするのにも使っています。マイナスのビットの右側が若干潰れてるのはそのせいです。
ビットの収納場所が良いです。
これ以上ないくらいにスマートに、そしてはみ出すことなくキッチリと収納できます。
ストラップ兼栓抜き
外で急にビールが飲みたくなる瞬間ってありますよね?
しかも王冠タイプの瓶ビール。
コロナとか。
その衝動も、skeletoolがあれば叶えられます。ただのストラップに見えますが、栓抜きを兼用しています。ちゃんと全抜きのイラストが入ってるのがまた良いですね。
まとめ
アウトドアに興味がない人にもおすすめできるアウトドア用アイテムのひとつが、このマルチツールです。
ドライバーで電子レンジをバラしましょう。
プライヤーで壁に刺さってる画鋲を全部引っこ抜いてやりましょう。
ナイフで手紙をワイルドに開封しましょう。
そして最後にコロナで乾杯です。
勿論アウトドア派には強くおすすめします。
これひとつザックに入れておくだけで、安心感が全然違います。
そして最近はめちゃくちゃ安く手に入るようになりました。僕は定価に近い12,000円程出して買ったんですが、今はその半額近い価格で買えちゃうんです。ある意味ガッカリだよ!
まず、他の物を貶すところから始まるのどうも品がない
役に立たないレビューでした
他のもの… には同感ですが、十分役に立つレビューではあるかと思います。
わざわざ書くのも品がないですよ。
通りすがり 様
コメントありがとうございます。
いい事ばかり並べて購買を促すようなブログにはしたくないので、使える物は使える、使えない物は使えないと正直に伝えるのが、僕なりの誠実さだと考えています。
ビクトリノックスの為の記事ではなく、ユーザーの為の記事を書いているつもりなので。
当然ながら、使用シーンが違えばビクトリノックスのマルチツールもベタ褒めするかも知れません。
今回は僕の思うアウトドアでの用途に限った話なので、ビクトリノックス=全てにおいて使えないという意味ではありません。
貴重なご意見ありがとうございます。
おっしゃってることはごもっともです。
ただ僕は使えないと感じたものは素直に使えないと表現した方が、何でもかんでもおすすめというキュレーションサイトのような記事よりはマシかなと思っています。
バトニングについての見解、役立ちました。ありがとうございます。