無人島でマルチツールは使えない!?結局はナイフに勝る道具は無いという結論




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アウトドア大好きな経営者一年生。 山と自然とコーヒーと猫をこよなく愛する、The アウトドア人間。 無人島体験、自給自足生活、オンラインサロンやってます。 低血糖&少食で、しょっちゅう貧血を起こす。 詳しいプロフィールはこちら!

どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!

 

よく「無人島にひとつだけ持っていけるなら、何を選ぶか」という議論がいろんなとこで交わされています。

「コンビニ」とか「どこでもドア」など、ファンタジーな珍解答をする人も結構いますが、真面目に回答する人は「軍用スコップ」とか「釣り竿」とか、本当に使える道具を答えます。

 

しかし、僕はマルチツールを無人島に持って行くという人には考え直して欲しいと思っています。

まぁ、下の記事で「マルチツール最高!」みたいなこと言ってしまってますが、西表島でサバイバルを重ねるうちに考えが変わりました。

僕もまだまだ未熟ですね。

 

【LEATHERMAN Skeletool】僕の相棒を紹介しますvol.1 マルチツール

 

マルチツールは補助役

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マルチツールと言っても色々な種類がありますが、ここでは定番マルチツールであるビクトリノックスの「アドベンチャー」を指すことにします。

 

マルチツールを一言で表すなら「かゆいところに手が届く」道具だと思います。

  • 外でコロナを飲みたいけど栓抜きがない
  • ワインオープナーを誰も持ってない
  • 木でちょっとした工作をしたい
  • 釣った魚を捌きたい
  • スイスに憧れている(ビクトリノックスはスイス発)

こんな時にはその真価を発揮することができます。

 

しかし、無人島にはビールもワインもありません。
その時点で、アドベンチャーの半分以上の機能は役立たずになります。

そして結局ナイフばかりを使うことになるでしょう。

 

マルチツールのナイフはサバイバルでは役立たず?

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決して全く役に立たないとは言いません。
植物採集したり魚捌いたり、マルチツールのナイフでも使えるシーンは確かにあります。

しかし最大の問題点は「耐久性」にあります。

 

マルチツールのナイフは折りたたみ式で、刃厚も2mm弱です。
折りたたみ式はコンパクトに収納できて持ち運びやすいんですが、回転軸部分の強度が低くなるのでラフに扱うことが出来ません。

刃厚も問題ありです。
バトニング(木でブレードの背を叩くこと)で薪割りなんてしようもんなら、薪より先にブレードが割れてしまいます。

 

マルチツールがベストな選択肢じゃないのは分かってもらえたかと思うんですが、じゃあ何がベストなのか、というのが問題です。

結論から言うと、モーラナイフが最高だと思っています。

 

ブッシュクラフトの雄 モーラナイフ

MORA KNIV−Bushcraft Survival Black

モーラナイフとは、ブッシュクラフトが盛んなスウェーデンで生まれたナイフメーカーなんですが、とにかく良いんです。

分かりやすくするため、ここでは「ブッシュクラフト サバイバル オレンジ」というナイフに絞って紹介します。

 

まずブレードが3.2mmとかなり分厚いので、相当ハードに使い倒しても折れることはまず無いでしょう。

ナイフの構造もフィックスブレード(折り畳み機能の無いストレートな刃)というシンプルな作りなんで、壊れる要素が限りなく少ないです。

バトニングも問題ないし、細かい作業にも使えます。

 

無人島は当然ですが海に囲まれています。
炭素鋼のブレードはすぐ錆びてしまうので、ステンレスの方が適しています。
モーラナイフはステンレス鋼の切れ味にも定評があるので、海辺でもガシガシ使えます。

そしてブッシュクラフト サバイバル オレンジの特徴は、メタルマッチが付属してるので、無人島で最初に挫折する”火起こし”がめちゃくちゃ簡単になります。
きりもみ式の火起こしはどんなに頑張っても30分くらいかかりますが、メタルマッチなら10秒です。
労力は1/1000くらいでしょうね多分。

更にシース(鞘)にシャープナーも付属してるんで、切れ味が悪くなったらその場で研ぎ直すことができます。
切れ味の悪いナイフと思春期の中学生ほど危険なものはないですからね。

 

まとめ シンプルイズベスト

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マルチツールは確かに便利な道具です。しかしあくまでも便利な道具であって、頼れる道具ではありません。小さいボディに色々な機能を詰め込むと、強度や使い勝手などの点で、シンプルな道具に劣ります。

凝った機構も機能もないシンプルなナイフは「切る・削る」という一点に特化しているため、使用者の工夫次第で色んな使い方ができます。

 

こう言ってしまっては元も子もないんですが、何より大切なのは知恵と工夫です。
いくら良い道具を持っていても、使う人間のスキルが無いとなんの意味もありません。

そしてそういったスキルが磨けるのは、シンプルな道具です。






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4件のコメント

確かに無人島で良いナイフ1本あると、木の枝を削って箸を作ったり、マキを割ったり、イノシシを狩ったりできますね。あと、プライヤー(ペンチ)があると完璧です。

ぽこにゃん 様

ナイフでイノシシ仕留めるのは相当ハードル高そうですがやってみたいですね!

プライヤー分かります!僕はレザーマンのマルチツールについてるプライヤー使ってるんですが、何かと便利ですよね^ ^

鉈や手斧はどうでしょうか
そっちのほうが耐久性や汎用性があると思います

178taka 様

コメントありがとうございます。
確かに耐久性はナイフよりも高いんですが、切れ味や携帯性の点で鉈や斧は難があるかなと感じています。

7寸くらいの剣鉈が良いのかもしれないですね。

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