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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
登山を始めるにあたって無視できない要素は沢山ありますが、初心者が最初に選ぶことになるのは「ザック」「登山靴」「レインウェア」です。この3つは「登山道具3種の神器」と呼ばれていて、絶対に欠かすことのできない道具です。
今回は「ザック」について、僕のおすすすめを容量別に紹介したいと思います。
勿論安くて良いものをね。
もくじ
〜25L
日帰り登山には30L以上の容量は必要ありません。日帰り用の荷物を40Lも50Lもあるザックに入れると中で荷物が暴れるし、ザック自体の重量も増えるので、登山道具に関しては大は小を兼ねるという考え方は忘れてください。
あと雨蓋(トップリッド)も無くていいと思います。構造が複雑になる分重量も増えるので。
グレゴリー ベルテ25
ザック界のロールスロイスと言われているグレゴリーの、日帰り登山に適したザックです。雨蓋はありますが、全体の構造がシンプルです。
背面のクッションを取り出せば本体を雨蓋に収納できる、いわゆるパッカブル仕様なので、縦走時のアタックザックや旅行のサブバッグとしても使えます。
そして重量は567gと非常に軽量で、背負っていても重さを感じることはありません。
僕もこれを持ってるんですが、日帰り登山やタウンユースで重宝しています。
オスプレー ストラトス24
オスプレーと言えば「ケストレル38」が名作ですが、ストラトス24もかなり良いザックです。
雨蓋を撤廃して構造をシンプルにしているので、荷物の出し入れが素早くできます。ザック下部に専用のレインカバーも付属してるんで、突然の雨でも荷物を濡らすことはありません。
重量は1.1kgと少し重めですが、ショルダーストラップやヒップベルトのクッションが分厚いので、肩や腰を痛めること少なそうです。
ザックは軽ければ軽いほど良いというわけではありません。耐久性・クッション性・フィット感のバランスを保つには、ある程度の重量はあった方が逆に疲れにくかったりします。その点ではストラトス24はちょうど良い重量感と言い換えることもできます。
背面にベンチレーションがあるので、夏場の登山でも背中の快適性が保たれます。
モンベル フラットアイアンパック25
背面はメッシュ素材採用で通気性が確保され、前面のドローコードを絞ることによってザック内で荷物が暴れるのを防ぐことができます。
サイドポケットは背負ったままでも取り出せるように配置されていて、ボトルが振動で落ちないようにボトルストッパーも付いています。
雨蓋はなく、荷物の出し入れもスムーズに行えます。
ストラトス24に比べると全体のクッション性は低くなりますが、その分重量が585gと軽量になっています。このへんは何を重視するかで変わってくると思います。多少重くてもいいから快適性を重視するならストラトス25ですが、重量を軽くして身体の負担を減らすならこっちです。
35〜40L
小屋泊やテント泊におすすめの大きさです。
多少荷物を絞る必要はありますが、過剰な荷物を背負って何時間も歩くよりもよっぽど安全で身体への負担が少ないので、テント泊・小屋泊は40Lまでにすることをおすすめします。
あと日帰りでもクライミング装備を持っていくならこのクラスがピッタリです。
オスプレー ケストレル38
「迷ったらこれを買え」ってくらいの定番ザックです。買って後悔することはまず無いと思います。女性用のモデルは「カイト」という名前になってます。
背面は空気が通るような加工がされているし、ショルダーストラップとヒップベルトの厚さも適度にあります。
そして何より背負い心地が本当に良いです。重量は1.37〜1.42kgありますが、そんな重さを感じさせないくらい身体にフィットします。
ただ僕はピップベルトのサイズが合いませんでした。
というのも、いくらヒップベルトを締めても腰に密着しなかったんです。小柄の悲しい現実です。ウェストが76cm以下の人には合わないかもしれません。それ以上の体格の人にはめっちゃおすすめです。
グレゴリー ズール35
かなりおすすめです。このザックの最大の特徴はザック下部に行くほど細くなっているという点です。
重い荷物がザック下部(腰部分)に固まると、体感重量が一気に増えてしまいます。その点ズール35はザックの上部に荷物をまとめやすいので、理想とされている「背中部分に重い荷物を入れる」というのが自然にできてしまいます。なので荷物が重ければ重いほど、その効果を実感できると思います。
背面はベンチレーション付きで通気性抜群です。
ただしその構造上。テントのポールなど長くて真っ直ぐな物は入れづらいこともあると思います。小屋泊なんかには最適なんじゃないでしょうか?
バーグハウス リモート35
THE・登山用ザックといった感じです。
これと言って変わった構造や斬新なシステムも搭載されていませんが、だからこそ誰にでも使いやすいスタンダードな形になってます。少しだけシルエットが縦長になっているので、ザックが身体からはみ出ず狭い道でも通り抜けやすくなってます。
背面にはメッシュ加工が施されているので、ある程度の通気性は期待できます。
長く愛用できるアイテムというのはスタンダードなものが多いので、このザックもそんなアイテムだと思います。
価格も良心的なので、初めてのテント泊・小屋泊用ザックにはピッタリですね。
まとめ
今回は初心者向けということで、縦走に使うような大型のザックは紹介していません。いきなり縦走から登山を始める人はいないでしょうし。
最初に買ったザックが今後のザック選びにおいての基準になるので、数千円で売ってるような安いだけのザックは絶対におすすめしません。
今回紹介したものであれば、どれを買っても後悔することはまず無いと思います。
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