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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
登山には様々な危険が潜んでいます。野生生物、滑落、低体温症、熱中症など、数えだしたらキリがありません。それでも僕が山に登るのは、そんな危険よりも得る物の方が遥かに大きいからです。
今回は、僕が実際に命を救われたと感じたアイテムを抜粋して紹介したいと思います。
- ソフトボトル&浄水器
- ヘッドライト
- パラコード
- コンパス&地図
- オリゴ糖
それぞれについて、詳しく説明していこうと思います。
ソフトボトル&浄水器
僕が西表島の未開の地を彷徨い歩いた時、1番気を遣ったのが水の確保です。
食料がなくても少しの間なら凌げますが、水が無いと即命に関わります。なので水を入れるボトルは慎重に選ぶべきだと考えています。
というのも、その時に同行者が持っていたプラティパスのソフトボトルは、水が漏れて使い物になりませんでした。たまたまその個体が不良品だったのかもしれないですが、一度そういう状況を経験してしまうと、そのアイテムは二度と信用できなくなります。
僕が持っていたのはモンベルのソフトボトル(2L)ですが、ハードに使ったにも関わらず一切壊れることなく役目を果たしてくれました。
プラティパスと大きく異なるのが、使っている素材です。プラティパスは硬めの素材を使用していますが、その特性上同じ箇所に折り目がつきやすく、使っているうちに素材が剥離して水が漏れることがあるようです。モンベルのソフトボトルはTPU(サーモプラスチックポリウレタン)という柔らかい素材を使っていて、何度使っても折り目などの癖がつきません。
重量は前者よりも少し重くはなりますが、たかだか数十gの為に命を捨てる覚悟は僕にはありません。
しかしいくら容器が丈夫でも汚れた水では意味がないので、浄水器を使用しました。こちらの記事でも書きましたが、スーパーデリオスという浄水器で川の水を浄水しました。
よくストロータイプの浄水器が売ってますが、あれは直接飲むのには問題ないですがボトルに綺麗な水をためることは難しいです。
料理に使うこともあるので、ボトル内の水は清潔に越したことはありません。
ヘッドライト
誰でも持っている物なんで今更感もありますが、ヘッドライトは絶対に電池式の物をオススメします。理由は言わずもがな、バッテリー式だと途中で切れてもすぐには使えないからです。
実際に夜の西表島を探検(遭難)している時に電池が切れましたが、予備電池を持ってきていたのですぐに交換して事なきを得ました。しかもその直後サキシマハブに2度も遭遇しているので、これがバッテリー式のライトだったらと思うと、未だにゾッとします。
パラコード
僕が用意したのはROTHCO(ロスコ)というミリタリーブランドの4mm×30mの物です。細めですが耐荷重250kgと十分な強度があります。
岩壁での荷揚げや荷下ろし、タープの張り縄、千切れたザックのショルダーストラップ代わりなど、これが無いと間違いなく行動不能に陥ってました。
日帰り登山でも、用意するだけで安心感が全然違います。
コンパス&地図
これは登山する上で当たり前の装備ですが、特に初めて行く山では必須です。もし道に迷って携帯の電波も通じない場合、道標になるのは地図とコンパスだけです。人間の方向感覚など本当にあてになりません。
地図は国土地理院の1/25,000で、コンパスはシルバのレンジャーなどベタな物が一番です。山に行く前に磁北線を引くのと、地図読みの方法をしっかりと身につけるのをお忘れなく。
オリゴ糖
山行中、絶対に避けたいもののひとつがハンガーノック(シャリバテ)です。身体のエネルギーが切れて動けなくなる状態のことですが、原因は糖分不足です。
米やパスタなどの炭水化物も最終的には糖分として吸収されますが、調理と吸収に時間がかかるので、僕は万が一のためにオリゴ糖シロップを持って行きました。
そして実際に万が一の状況に陥った時、オリゴ糖を飲むことで何とか行動し続けることができました。これも夜の西表島での経験ですが、途中でハンガーノックになっていたら、もしかしたら今頃ニュースになっていたかも知れません。
オリゴ糖じゃなく水あめでもいいです。固形や顆粒のものよりも、液状の方が飲みやすくてオススメです。
まとめ
以上が僕の命を救ってくれたアイテム達です。大袈裟でもなんでもなく、これらが無ければ本当に死んでいたかも知れません。僕が言える立場ではないかもしれませんが、山行計画をしっかりと練って万全の準備をもって山に臨んて下さい。
経験したからこそわかります。いざという時に自分を助けてくれるのは知恵と装備だけです。
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