最新記事 by カナモ (全て見る)
- 第1回 TAKIBISM CAMP 行ってきた - 2023.3.9
- 結局、Goal zeroは優秀なLEDランタンて話 - 2023.1.26
- 100均アイテムだけで作る1000円防災ボトルで災害に備えよう! - 2022.4.16
どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
勝手な推測ですが、秋という季節が嫌いな人っていないんじゃないかなと思います。
僕は秋の登山が大好きなんですが、今回は秋の山の魅力を僕なりに余すとこなくお伝えしたいと思います。この時期に登らずにいつ登るのかって話です。
「じゃあいつ登るの!?秋でしょ!」的なね。
もくじ
秋っていつからいつまで?
秋の期間を具体的に説明できる人は案外少ないと思います。
それもそのはず、秋の期間の定義は複数存在するからです。
北半球での定義には以下のようなものがある。南半球では半年ずれる。
社会通念・気象学では9月・10月・11月。
二十四節気に基づく節切りでは立秋から立冬の前日まで
旧暦(太陰暦)による月切りでは七月・八月・九月。上に似ているが最大半月ずれる。
年度では10月・11月・12月。英語ではこの3か月をfall quarter(米)またはautumn quarter(英)という。
天文学上は秋分から冬至まで。ここでの「秋分」「冬至」は「秋分の日」「冬至の日」ではなく太陽黄経が180度、270度になった瞬間。
西洋では伝統的に、秋分(の日)から冬至(の日)の前日までとすることがある。
熱帯地方では「1年中夏」、極地では「1年中冬」とされ、秋がないとされることがある。
積雪や海の凍結がある地方では、その始まりを秋の終わりとすることがある。
三秋
初秋 立秋から白露の前日までの期間をいい、孟秋ともいう。
仲秋 白露から寒露の前日までの期間をいう。
晩秋 寒露から立冬の前日までの期間をいい、季秋ともいう。引用元:秋 – Wikipedia
これを見る限り、一般的には9〜11月とされてますが、9月はまだまだ秋っぽくないんですよね。紅葉も10月に入らないと綺麗にならないし。かと言って11月下旬は寒いし。
僕の経験上、登山のベストシーズンとしての秋はだいたい10〜11月中旬ですね。
秋は最高
気温・湿度
まず何と言っても気温が登山向きです。
気象庁のデータによると、1981年〜2010年の秋(9〜11月、東京)の平均気温は12.4℃となってます。寒すぎず暑すぎず、登山には良い感じです。コーヒーが身にしみる温度ですね。
拾い食い天国
実りの秋と言いますが、秋の山は食材の宝庫です。
栗、アケビ、秋グミ、銀杏、ドングリ、桑の実(マルベリー)あたりは、普通に山登っててもゲットできます。但し、僕は何があってもキノコだけは手を出しません。素人では、て言うかプロでも毒キノコを間違えて収穫することありますからね。そして毒キノコの症状はエゲツないです。
紅葉
秋はやはり紅葉です。涸沢の紅葉時期なんて、お盆の高速渋滞よりも更に混雑してますからね。それだけ紅葉には魅力があるんでしょうね。
まぁ僕は正直紅葉よりも新緑の方が好きですが。
冬は寒すぎる
寒いのが苦手だからというのもありますが、理由はそれだけではありません。
冬の登山は他の3シーズンよりも遥かに危険なものです。雪崩に巻き込まれたり、雪庇から落ちたり、低体温症で行動不能になったり、クレバスに落ちたり、雪男に遭遇したり。
冬は西表島でサバイバルに限りますね。
春は花粉がヤバい
僕は5歳頃から今までずっと花粉に苦しめられてきました。
鼻をかみすぎて鼻口がズタズタになったり、目を掻きすぎて白目がブヨブヨになったり、鼻や喉の粘膜が腫れて呼吸しづらくなったり、そりゃもう酷いもんです。
なので春に諸悪の根源(杉・檜)がはびこる山に入る気なんて全くもってありません。自殺行為です。
夏は暑いし虫多い
夏は熱中症リスクが大幅に上がります。
僕自身熱中症には何度もなってます。初めは酷い頭痛がして、次に汗が全く出なくなり、鼻息がめちゃくちゃ熱く感じます。そして手足に痺れが来て視界がボヤけ、最終的にぶっ倒れます。
熱中症をナメてかかると本当に痛い目に遭います。
あと虫が多いです。ナイトハイクなんてしようもんなら、下山までに4〜5匹は虫を食べるのを覚悟する必要があります。奴らはヘッドライトの明かりに集まってきますからね。
それならまだマシですが、マダニに噛まれでもしたら、最悪死にます。
以上の理由から、秋こそが登山のベストシーズンだと確信しています。
但し秋は危険も多い
秋は楽しいことばかりではありません。以下のようなリスクも頭に入れておいてください。
野生生物が活発
スズメバチやクマ、イノシシなどは、越冬の為に食材を探し、非常に活動的になります。つまり遭遇する可能性が高いってことです。
クマやイノシシなら危険を感じて向こうから逃げてくれることもありますが、単細胞なスズメバチはやる気マンマンで向かってきます。
実際スズメバチによる被害や死者の方が、クマよりも圧倒的に多いです。
1年で1番降水量が多い
秋の天気は変わりやすいです。さっきまで晴れてたのに、突然の雨に打たれることも珍しくありません。登山において雨は非常に危険なものです。特に秋の冷たい雨に晒されると低体温症を引き起こす可能性が高くなります。
そして昼と夜の寒暖差が激しく、昼の気温で判断して軽装備で登ってしまう人が後を絶たない季節なんで、尚更低体温症リスクが上がります。
秋こそしっかりと準備をして登山しましょう。
まとめ
スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋など、秋は色んな魅力が詰まった季節です。
それは登山でも同じで、こんなに楽しい季節に山に登らないのはもったいないです。
但し上で説明したような危険もあるので、楽しみながらも十分注意して、安全な登山を心がけて欲しいと思います。最近大炎上した某女性ブロガーKさんみたいに、山を舐めてかかると色んな意味で痛い目に遭いますからね。
最近は秋らしい秋が短いですが、是非楽しんでください。
コメントを残す