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どうも!自称「世捨て人」のカナモです!
もう何度も紹介してますが、僕はモーラナイフ(MORA KNIV)が大好きなんですよ。
- 鋭い切れ味
- 抜群の研ぎやすさ
- シンプルなデザイン
- ガシガシ使える安さ
など、ほんとにオススメです。
悪いところが殆ど見当たりません。
今回は、そんなモーラナイフの魅力を120%お伝えしたいと思います。
もくじ
モーラナイフの魅力
ブッシュクラフト大国スウェーデン製
ブッシュクラフトの本場と言えばスウェーデンです。
昔から森に入ってワチャワチャするのが好きな国民性らしく、そのための道具も良いものが多いです。
オノやチェーンソーはハスクバーナというブランドがめちゃくちゃ有名ですし、ナイフはファルクニーベンやモーラナイフが大定番です。
その人気を支えるのは「スウェーデン鋼」というもの。
原材料である鉄鉱石の品質が高く、硬さと粘りのバランスが良いです。
特にステンレス鋼の切れ味は、他の物と比べてもかなり良く感じますね。
僕は基本的にステンレス鋼を使わないんですが、モーラナイフのステンレスならアリかなと思ってます。
昔のモーラナイフは日本刀と同じような、鋼鉄を軟鉄で挟み込むラミネート方式でしたが、今は鋼板から型抜きして生産されています。
今でもClassic Original 1というナイフだけは、伝統的なラミネート方式です。
因みに、ボスニア海を挟んだお向かいのフィンランドでは、プッコというナイフが有名です。
箱出しで産毛が剃れる
世の中に何千何万というナイフがありますが、箱出しの状態で産毛が剃れるナイフはなかなか少ないです。
モーラナイフはそんな数少ないナイフの中のひとつなんですが、それでけではありません。
何より凄いのは、すべてのモーラナイフ製品が同じように最初から切れ味抜群だという点です。
大抵のナイフは、切れ味に結構な個体差が出てくるもんです。
それが無いってことは、モーラナイフが如何に品質管理に重きを置いてるかがわかります。
メーカーにとってはたった1本でも、ユーザーにとっては大切な1本ですからね。
そういった点からも、モーラナイフのモノ作りの姿勢が分かります。
抜群の研ぎやすさ
ナイフの切れ味を保つためには、研ぎの技術が必須です。
ただ、研ぎ慣れてないと全然鋭い刃がつかないんですよね。
でもご安心ください、モーラナイフなら初心者でも簡単に研ぎ直すことができます。
その秘密が北欧ナイフの定番であるスカンジグラインド(スカンジナビアグラインド)と呼ばれる断面形状です。
砥石に当たる面積がかなり広いんで、刃の角度を一定に保つのがとても簡単なんですよ。
僕がモーラナイフを初心者にすすめる最大の理由がこれです。
どんなに切れるナイフでも、それを維持するスキルがないと全く意味ないですからね。
シースがファイヤーブラスターに
モーラナイフのシース(鞘)には、先端に穴が空いています。
水ハケを良くしてナイフが錆びないようにするためなんですが、実はこの穴を活用してファイヤーブラスター(ふいご)としても使えるんです。
やり方は簡単で、シースの上に口をつけ、隙間を手で覆って息を吹くだけです。
穴が小さいんで風速が増し、かなり使えますよ。
一度試してみてください。
わざわざファイヤーブラスターを別で買う必要がなくなります。
モーラナイフ徹底比較
ひとくちにモーラナイフといっても、モノによって特徴は違います。
そんなわけで、モーラナイフの中でも代表的なナイフ4本を徹底比較してみたいと思います。
左から
- Bushcraft Survival Black
- Companion
- Companion Heavyduty
- Companion stainless
となってます。
この順番で色々比較します。
刃長
刃長はBushcraft Survival Blackが少しだけ長いです。
と言っても微々たる差ですが。
ハンドル長
ハンドル長はどれもほぼ同じですね。
ハンドル径
ハンドルの厚みは、Bushcraft Survival Blackだけが約1mm厚いです。
恐らく、ブレードが長くて重いぶん、ハンドルを重くして理想的な重心を保っているためだと思います。
これだけでも持った感じがかなり違います。
刃厚
刃厚は結構バラバラです。
薄ければ鋭い刃が付きやすいけど、耐久性は低くなるし、その逆もまた然りです。
3mmくらいあれば、ある程度ハードに使っても耐えられるんじゃないでしょうかね。
ブッシュクラフトやサバイバルでは、ビクトリノックスみたいなペラペラのナイフは使い物になりません。
重量
当然ながら、刃が厚く長いものの方が重くなります。
Companionは僕には軽すぎて、逆に使いにくいかも。
Bushcraft Survival Blackでもまだまだ軽いんですけどね。
モーラナイフの弱点はこの軽さですね。
重量故に、振り下ろして薪を割るような荒い作業には向いてません。
裏を返せば、細かい作業がしやすいというメリットにもなりますが。
個人的には、250gくらいのナイフが心地よいですね。
ナイフは最低2種類持とう
アウトドアの全てのシチュエーションで使いやすいナイフというものは存在しません。
バトニングに適した分厚いナイフで料理するのは難しいし、極薄のナイフを乱暴に扱うのもできません。
つまり、最低でもハードユースとソフトユース2種類のナイフを持つべきです。
モーラナイフの中だけで言うと、Bushcraft Survival Blackをハードに使って、Companionを料理や細かい作業に使えば、キャンプで困ることはほぼないです。
用途によって道具を使い分けてこそ、そのスペックを最大限引き出せるというものです。
まとめ
僕の溢れんばかりのモーラナイフ愛が伝わったでしょうか?
現状保有してるナイフの総数が15本くらいなんですが、そのうち9本がモーラナイフですからね。
これはもう偏愛といっても過言ではないです。
でも、モーラナイフにはそれほどの魅力があるのは間違いないです。
特に「今からナイフを揃えていきたい」と考えてる人には、間違いなく最高の選択肢です。
日本語に直訳すると「Bush(やぶ)Craft(工作)」となる。