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どうも!自称「世捨て人」のカナモです!
今回は【都市型サバイバル】について、色々と書いていきたいと思います。
サバイバルと聞いて連想するのは、ジャングルや砂漠という人が多いと思います。
でもどう考えても、そんなシチュエーションに死ぬまで無縁の人のほうが圧倒的に多いです。
一方、都市部でのサバイバルはすべての人に関係があります。
事件や事故、災害など、今の平和な生活が明日以降ずっと続く保証なんてどこにもありません。
なので、自然界のサバイバルよりも都市型サバイバルに必要な知識やスキルを身に着けてほしいと思っています。
そしてこの記事はコピーしてローカルに保存したりプリントアウトして使ってもらえると良いなと思い、敢えて箇条書きで紹介していきます。
随時更新していくので、たまに読み返してもらえるとありがたいです。
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もくじ
都市型サバイバルの大前提
- 常日頃から万が一の事態に備えておく
→事件・災害が発生してから備えていては間に合わない。 - 避難経路やセーフティゾーンを確認する癖をつける
→仕事場、イオンモール等の商業施設、旅先のホテル等。 - パニックにならないために備える
→パニックは容易く人を殺す。 - 極力支援物資に頼らず生きていける知識・スキルをつける
→支援物資が迅速に届けられる保証は無い。
地震のサバイバル術
被災後3日間を補給無しで、7日間を補給ありで過ごせるようにする
屋内被災時
- 倒れやすい家具から離れる
→圧死、下敷きを回避。 - 机の下などに隠れ、手で頭を保護する
→落下物による怪我などの防止。 - 揺れが収まったら窓やドアを開けておく
→建物が歪んで閉じ込められないようにする。 - 裸足で動き回らない
→ガラスの破片等による足の怪我を防ぐ。 - ガスの元栓を閉める
→火災による被害拡大を防止。 - 非常用持ち出し袋をすぐ取れる場所に常備し、それ以外は持っていかない
→迅速に避難するために荷物は最小限にする。 - 出来るだけ素早く建物から出て避難場所に行く
→建物の倒壊や余震などによる被害拡大を防ぐ。
屋外被災時
- ガラスから離れ、車の陰などに隠れる
→高層ビルから降り注ぐガラス片はもはや空爆。 - 電線・電柱から離れる
→感電と電柱の下敷きになるのを防ぐ。 - ガソリンスタンドに逃げる
→危険物を取り扱う性質上とても頑丈に作られ、災害時対応設備がある。 - 地下にいる場合は速やかに地上に出る
→水道管破裂や津波などによる溺死、火災による窒息死等の可能性を下げる。 - 鞄などで頭を保護する
屋内・屋外被災共通
- 揺れが収まったら即行動
→揺れている途中の行動は危険、最も危険なのは何もしないこと。 - 海辺の場合は一刻も早く高い場所に移動する
→津波の警戒を怠らない。 - 車での移動は極力避ける
→パニックによる人身事故等の二次災害や渋滞を避ける。
閉じ込められた時
- 体力の消耗を避けるため大声は出さない
→人の声は遠くまで届かない。 - 金属など硬いもの同士を叩いて音を出す
→笛があれば理想、なければスマホのアラーム等でも。 - 一酸化炭素中毒を避けるため火気は使わない
→一酸化炭素は目に見えないので特に注意する。
避難所での生活
- 非常用持ち出し袋は肌身離さず持っておく
→避難所での盗難被害は命に関わる。 - 女性は一人で行動しない
→過去に避難所でのレイプ事件多数。 - 避難所の運営・管理に協力する
→避難所では些細なことでも大きなトラブルを引き起こす可能性がある。 - 噂程度の話は信用しない、広めない
→誤った情報を基に行動するのは危険、特に都合の良い情報はしっかりと裏を取る。 - 極力赤やピンクの衣類は着ない
→日本では赤やピンクは女性的な色とされているので性被害に遭いやすい。
備えておくこと
- 定期的に歯医者に通う
→震災時は骨折や外傷などは診察してもらえるが、歯痛は基本的に後回し。 - 衣類や書物の断捨離
→収納家具を減らすことで下敷きになるのを防ぎ、避難経路を確保しやすくする。 - 家具の転倒防止
→上と同じ理由。 - ガラスの飛散防止
→専用のフィルムを貼り、割れたガラスによる怪我を防止。 - 家族で話し合い
→緊急時の役割分担、安否確認の方法や集合場所を決めておく。
非常用持ち出し袋
家用と外用の3つを準備し、家用は玄関先などのすぐ持ち出せる場所に、外用は車の中に常備しておく。
- 携帯型浄水器
- ソフトボトル×2
- ナイフ・マルチツール
- サバイバルブランケット
- 食品用ラップ
- ライター
- ファーストエイドキット
- 携帯型ラジオ
- モバイルバッテリー
- ヘッドライト
- ホイッスル
- 携帯トイレ
- トイレットペーパー
- 手袋
- 非常食
【季節によって備えるアイテムを変える】
- 夏は虫よけや熱中症対策グッズ。
- 冬はインナーダウンや厚手のレギンス、カイロなどの防寒具。
火事
- 出来るだけ姿勢を低くする
→熱や煙は上にたまる。 - ハンカチ等で鼻と口を覆い、出来れば水で濡らす
→一酸化炭素中毒対策。 - 隙間から煙が漏れ出しているドアは絶対に開けない
→バックドラフト対策、消防士もこれで死ぬ。
事件遭遇時
ストーキング
- 明るく人の多い場所に行く
→ストーカーに限らず犯罪者は暗い場所を好む。 - 歩き、小走り、進路変更などを繰り返す
→不規則な動きをすることでストーキングの事実を確認し、相手に警戒されていると感じさせる。 - 交番や人の多い店などに避難する
→目撃者の多い場所で直接的な行動はされない。 - 家族や友人に電話して迎えに来てもらい、通話状態を維持する
→逐一状況を報告することで安全性を上げる。 - タクシーでランダムに走り、家から少し離れた場所に迎えに来てもらう
→家の前にタクシーを止めると、ストーカーに自宅がバレる。
デモ・暴動
- 人の流れに逆らわず、徐々に外側に抜ける
→流れに逆らうと高確率で転倒・怪我をする。 - 転倒したら手や鞄で頭部を保護してうずくまる
→下手に動くより、防御姿勢を取って動かないほうが安全。
通り魔
- まずはとにかく逃げる
→当然ながら、逃げ切れれば無傷。 - 両肘と両手首を体の前で寄せ、みぞおちから頭部にかけて腕で遮る。(ボクサーのガードのように)
→脇、首、顔、頭などの急所をカバーする。下半身は狙われにくい。 - 看板や柱などの遮蔽物を、自分と犯人の間に挟むように動く
→通り魔は時間をかけることを嫌うため、すぐには接近できないと感じさせる。
備考
72時間の壁
災害時に必ず言われるのが「72時間の壁」や「3日間の備え」です。
何故72時間なのか、その根拠を説明します。
【生存者の割合】
災害時によく言われる「72時間の壁」は、阪神淡路大震災において、72時間を超えて消防に救出された生存者の割合が5%未満だったことに起因する。
初日は75%、2日目は24%、3日目は15%。
東日本大震災でも同様の数値で、自衛隊による震災当日の救助人数が8,202人(動員8,400人)だったのに対し、4日目には465人(動員66,000人)になっている。
【支援物資の到着】
災害発生後すぐに支援物資を受け取れる可能性は低い。
最低でも3日間、出来れば1週間は自力で生きられるように備えておけば生存率は上がる。
【インフラの復旧】
震災などで停止した電気・水道・ガスなどのインフラは、早くても復旧まで3日はかかる。
大規模な災害ならもっとかかる。
復旧の順番は大抵、電気→水道→ガスとなる。
さいごに
最後になりますが、都市型サバイバルにおいて最も重要なことをお伝えします。
それは
『他人を頼るな』
という事です。
「サバイバル=生存」において最も愚かな行為は、自分の命を他人に委ねることです。
人間は支え合って生きていく動物ではありますが、支えられなければ生きていけないということもありません。
文明的な生活を送る上では当然支え合うべきですが、それは自分の命は自分で責任を持つという前提条件の下に成り立っています。
いくら頼りがいのある人でも、他人の生殺与奪権を押し付けられるのは苦痛でしかない筈です。僕なら絶対に嫌です。
あなたの都市型サバイバルスキルが低いせいで、とんでもない迷惑を被る人が出てくるかもしれません。
自分の命は自分で守りましょう。
まぁその意識が無い人には、いくら僕がサバイバルスキルをレクチャーしても全く身にならないでしょうけどね。
「支援物資は行き届いて当たり前」「何故まだ助けが来ないのか」「自衛隊やボランティアは何をやってるんだ」とか文句言うんですよねそういう人に限って。
この記事を最後まで読んでいるあなたは、少なくとも自分の命は自分で守ろうとしている人で間違いないでしょう。
南海トラフに代表される大きな地震が、もしかしたら明日発生するかもしれません。
常に油断なく生きていきたいですね。
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