
どうも!自称「世捨て人」のカナモです!
今回は、数あるダウンシュラフの中でも相当コスパのエグいものを、実際に購入してレビューしたいと思います。
キャンプや縦走では必須アイテムと言えるシュラフですが、いろんなメーカーから膨大な種類のシュラフが世に出回っています。
シュラフ選びにおいて1番大切なのは「快適に寝られる」ことですが、最近のシュラフは安くても良いものが増えてきているんで、有名ブランドが正義という時代は終わりつつあります。
そこで、ステータスを安さに全振りしたような中華製ダウンシュラフを購入して、その実力を検証していきたいと思います。
Soomloom 650FP寝袋
中華製アウトドアギアでは有名な「Soomloom」のシュラフです。
僕が買ったのは650FP(フィルパワー)のダウンが800g入っているモデルですが、購入時価格は約7,000円というあり得ない安さでした。
せっかくなんで、他社同等品の比較表作ってみました。

はい、比べるまでもなくSoomloomのコスパが圧倒的ですね。
正直なところ、ここまで安いと何か裏があるんじゃないかと疑ってしまいます。
そのために実際に購入してチェックするんですけどね。
実際に買ってみた
そんなわけで、買いました。

これが例のブツです。
第一印象は、縦走用としては重くて嵩張るんで向いてないってとこです。
まぁ650FPのダウンが800gも詰まってたら当然ですけどね。

重量は上の表の通り1,279gです。
冬場のキャンプ用って感じですね。
収納サイズは圧縮して32×19cmなんで、ダウンの量を考えると妥当かなと思います。

広げてみました。
外見はやたらテカテカしていて、好みの分かれることろでしょう。
僕はそういうの気にならないタイプなんで全く問題ないですが。
生地は撥水仕様になっていて、ある程度の水滴は防いでくれそうです。
まぁモンベルシュラフの撥水性能には遠く及ばないでしょうけどね。
でもテントの防水性が高ければこの点は大して重要ではないです。

内側にフラップが付いていました。
これがあると首周りから熱が逃げにくくなり、暖かさが全然違います。
実際中に入って仮眠しましたが、フラップの効果は絶大と感じました。
4月の室内じゃ暑すぎて脱水症状起こしますねこれは。

顔の部分にはドローコードがついているので、フラップとこのドローコードで、体から発する熱を極限まで逃げにくくしています。
もはやサウナです。
ただ、メーカー公称のコンフォート(快適使用)温度は-5℃〜-10℃となっていますが、僕の感覚では0℃〜-5℃くらいかなと思いました。
この辺は個人によって大きく変わる部分なんで、あくまでも参考程度で。
しれっとダブルジップになってるのも良いです。
暑ければ足を出して使えるんで、対応温度の幅は意外に広いです。
恐らく10月〜4月くらいまでは使えるかと。
今のところダウンの抜けもなく、品質的には問題ないように思います。
季節外れアイテムは安くなってる
余談ですが、そもそも何故暖かくなり始める時期に冬用のシュラフを買うのか、という点です。
答えはシンプル。
ちょっと安くなるから。
全てのシュラフがそうとは限りませんが、衣類と同じで冬用のアイテムは夏場に叩き売りされることがあります。
現状の在庫をさっさと処分してしまいたいというのはどの店でも考えてることなんで、当然といえば当然ですが。
まぁ登山用品の場合は標高によって8月でも冬用の装備が必要になることもあるんで、一概にそうとは言いにくいですけどね。
でも好日山荘とかに言ってみれば分かります。
季節外れのアイテムはセールしてますから。
まぁそんなわけで、冬物アイテムを安く揃えたいなら初夏が1番の狙い目です。
総評

このダウンシュラフをひと言で言うなら
「コスパがエグい」
ですね。
650FPというのも嘘ではなさそうですすし、実際に入ってみると0℃でも使える感じがします。
サイズに関しては、このスペックではどんなメーカーでも大きくなってしまうんで想定の範囲内です。
- 化繊よりダウン派
- キャンプ用
- コスパ重視
- 10月〜4月あたりに使う
この条件であれば、このシュラフは最強と言ってもいいでしょう。
勿論、モンベルやナンガに比べると、細部・素材へのこだわりや保証面では劣ります。
なのでどれを選ぶかは、あなたが何を重視しているかによって変わるので、そこは見極めていきましょう。
僕はコスパも大事なんで、このシュラフはかなり良い買い物だったと感じています。
因みに、同シリーズはダウン量を400g、600g、800g、1,000g、1,200g、1,500gの6パターンから選べます。
使いたい時期や場所に合わせて選べるので、キャンプ用としてはこのシリーズだけで全ての要求を満たせると言えますね。
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