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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
今回は僕がおすすめする「軽量でコンパクトな2人用山岳テント」を詳しくレビューしていきたいと思います。
今まで使ってきたテントはBUNDOK ソロドーム(BDK-08)というテントです。
フロアサイズ200×90(70)cm、耐水圧3,000mm、重量1.8kg、収納サイズ15×38cm、7001ジュラルミンポールと、ソロテントとしてはまずまずのスペック。しかし特筆すべきはその価格で、なんと8,000円程度で買えてしまうんです。
コストパフォーマンスを考えると、ソロテントとしては未だにこれが最強だと確信しています。
最強の2人用テントは?
ソロテントは今のままで問題ないけど、2人用テントはどうしよう?という問題に最近直面して、それから色々なテントを調べ倒しました。その結果、最高のテントが見つかりました。
L-Breath LBS20
L-Breath(エルブレス)は、スポーツゼビオを運営するゼビオ株式会社の関連企業のブランドで、アウトドア用品を主に取り扱っています。その L-Breathが出したテントがLBS20です。
このテント、実は30年以上前から定番中の定番と言われてきたダンロップテントのOEM製品なんです!だから品質は折り紙つきです。違うのは色とロゴだけです。
このテントを店に買いに行った時、店員さんが「こんなにいいテントなのに、何故かあまり売れてないんです。やっぱりブランドの知名度ですかね〜ははは。」と嘆いてました。
LBS20 スペック
- フロアサイズ120×205cm
- 重量1.69kg
- 収納サイズ15×25cm(ポール別)
- DAC製ジュラルミンポール
- DAC製マグネシウム合金ペグ
- フライシートは水に強いポリエステル
- 素早く設営できるインナー吊り下げ型
大抵のテントはナイロン製フライシートです。ポリエステルに比べ引張強度は高いんですが、水に濡れると重くなり、乾くのも時間がかかるので、雨の後の撤収は結構大変です。
LBS20は雨の多い日本の気候に合ったテントと言えますね。1年の中でも特に雨の多い5月と10月には間違いなく重宝します。
組み立ても簡単
まずは収納時のサイズ感ですが、手元にあったDVDと比較するとこんな感じで、2人用テントにしてはかなりコンパクトです。
中にはインナー、フライシート、ポール、ペグが入ってます。ポールは2本1セットでくっついてるんで、設営時間を少し短縮できます。
インナーは足下だけスリーブになっていて、設営中にポールが外れないので作業しやすいです。よくテント泊する人なら分かると思いますが、ここは地味に大事なポイントです。
とりあえずポールを立てました。あとはフックをポールにかけていきます。
フックの形状はこんな感じで、強風で過度なテンションがかかると外れて破損を防ぐ形状になってます。
インナー完成です。
やはり2人用は大きくて快適そうです。
入り口はL字に開き、この部分だけメッシュにできます。
反対側にはベンチレーションがあり、窒息は防げそうです。
フライシートをかぶせました。このテントはインナーが白でフライシートが黄色なんで、室内はかなり明るくなりそうです。
フライシートの固定はバックル方式なんで、設営が簡単で時間も短縮できます。
テント内部
フロアの対角線上に小物入れポケットが2ヶ所あります。これめっちゃ使えるんですよね。
寝転んで大股開きでもまだまだ余裕のある室内。これにはマコーレー・カルキンもご覧の表情です。
収納袋のコンプレッションのやつを使えば、もっとコンパクトになりました。
やたら雨に強い!
このテントの雨に対する強さがわかってきました。
この日は快晴で、風も無かったのでペグダウンせずにテントを張りました。しかし夜中から数時間雨が降りました。そして朝起きてテントの状態を確認すると、
水滴こそ付着しているものの、降った雨の量に対してかなりドライな状態を保っていました。
これはすぐ横に張った同行者のテントです。びっしょりと濡れています。このテントが悪い訳ではなく、ナイロン製なので普通はこうなります。
ポリエステルにも勿論デメリットはありますが、雨の多い地域や時期で使うなら、これ以外考えられません。
【総評】2人用山岳テントはこれ一択でOK
ひとことで言えば、最高です。L-Breathのロゴが嫌じゃなければ、このテントは最高にお買い得です。このスペックだと、BUNDOKソロドームの出番が…
しかし残念ながらこのテント自体は生産終了になっています。
ですがご安心ください。このテントはあくまでもOEM製品なんで、本家のダンロップテント「VS20」は今も販売されています。
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