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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
登山中の主食は、主に米かパスタです。特に3泊も4泊もする山行の場合、おにぎりや惣菜パンを大量に持って行く訳にはいかないので、長期間保存できる米やパスタなどの乾物になります。最近ではアルファ米(乾燥させたご飯)やクスクス(粒状のパスタ)という物もでてきて、携行しやすく調理しやすい主食が増えています。
しかし、本当に優れた主食は、実は大昔から日本にあったんです。
焼き米
焼き米(やきごめ、やっこめ)は昔からある保存食で、日本各地で作られていました。籾を1日水に漬け、水を切った籾を釜で煎り、石臼などで潰して籾殻を取り除く、というのが昔からの作り方です。
僕も小さい頃は実家で祖母と一緒に毎年作っていましたが、祖母が高齢になり体も動かなくなったので今は作っていません。
この焼き米が何故優れた登山の主食なのかというと、そのままでも食べられるからです。
焼き米の主な食べ方は
- そのまま
- お湯で戻す(煮る)
- 砂糖をかけて食べる
この3つです。
パスタやアルファ米をそのまま食べたりは、よほど奇特な人以外はしないと思います。米とパスタの欠点である「水が無いと食べられない」という点を焼き米は克服しているんです。
という訳で、早速オリジナル焼き米を作ってみました。
俺流焼き米の作り方
籾の状態で売っている店は無いんで、脱穀(脱桴)された玄米を使います。
まずは玄米を水に浸します。僕はこの時に塩を少量入れてます。その方が焼き米をそのまま食べる時に美味しいです。
半日〜1日浸したら水を切り、最大火力のフライパンで煎ります。しばらくすると、米がパチパチと音を立てて爆ぜてきます。
パチパチ音が無くなれば完成です。よく見ると、米がポップコーンのようになっています。
本来の焼き米はここから籾を潰して取り除くので米も潰れた状態になりますが、その工程が要らないので潰す必要はありません。
まずはお湯で戻してみました。5分程経ちましたが、まだバリバリしています。やはり潰した方がお湯での戻りが早いようです。が、アルファ米と違ってこの状態でも食べられます。お湯で戻る時間はアルファ米に近いかもしれません。
次は水の状態から5分程茹でてみました。お湯を注ぐだけよりはだいぶ柔らかくなりました。10分茹でたら芯は無くなりました。
因みに、僕の実家はうるち米では無くもち米で作ってました。もち米の方が美味しい気がします。
作るのが面倒な場合、Amazonとか楽天で売ってます。是非一度試してみて下さい。
追記
焼いて乾燥させるということは、水分が抜けて多少軽くなるだろうと思い、一応重さを量ってみました。
126gになりました。米の中の水分が約22g抜けたことになります。思った程の軽量化は図れませんでしたが、まぁこんなもんでしょう。
勢い余って玄米を5kgも買ってしまいました。ノリとは怖いものです。折角なんで他の調理・保存方法も試してみてみました。
固めに炊飯した米を水で洗って粘り気を取り、フライパンで水分を飛ばそうと試みましたが、しばらくして気づきました。
「これ…チャーハンやん…チャーハンやんこれ…」
ただの固いチャーハンが出来上がりました。失敗です。やはり最初の方法が1番無難でした。
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ありがとうございました。
私も作ってみます。
坂口文子様
ありがとうございます!
米も種類やつき方によって変わると思うんで、色々試してみても面白いかもしれませんね!