写真を盗用されたので、損害賠償の請求をした話




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アウトドア大好きな経営者一年生。 山と自然とコーヒーと猫をこよなく愛する、The アウトドア人間。 無人島体験、自給自足生活、オンラインサロンやってます。 低血糖&少食で、しょっちゅう貧血を起こす。 詳しいプロフィールはこちら!

どうも!自称「世捨て人」のカナモです!

今回は、僕が撮影した写真を他のサイトで発見したので、無断使用に対しての損害賠償請求をしたという話をしたいと思います。

特に揉める事無く終了したんで、裁判などの法的手段には出ていません。

著作権関連のトラブルで結構泣き寝入りしているブロガーも多いようなので、キチンと対応すれば損する可能性が減るということをお伝えしたいと思います。

あと、僕のブログから画像盗用する人には、法的措置も辞さないという宣言もついでにしときます。

写真が盗用されてる!

それに気づいたのは、10/18の昼間のことでした。

ブログ用写真のチェックと整理のため、ワードプレスの管理画面で画像を削除していたんですが、写真盗用されたという他ブログの記事を思い出し、なんとなく画像をGoogleで検索していました。

PV伸びてる記事から優先的に調べていたら、検索開始2分くらいで、僕が撮影した写真が他のサイトで使われているのを発見しました。

この時の気持ちとしては、「ほーん、やってくれたな。」という怒りと、「盗用される程PV伸びたんやなぁ。」という、何とも形容しがたい気持ちになりました。

とは言え、盗用は盗用、犯罪です。

他のブロガーはどうあれ、僕はスルーするつもりは毛頭ありません。

そんなわけで、早速問い合わせページから連絡を取る事にしました。

メールの文面は以下の通りです。

【著作権侵害について】

[当該URL]

上記の記事で使われている画像(SCHF36のバトニング)は、私が撮影した写真であり、無断での使用は認めていません。

バトニングするならこのナイフが最高!遠慮なくガシガシ使えます!

よって、使用料のお支払いをお願いいたします。

詳細は下記ページに記載しています。

【必読】はじめにお読みください

後になって気づきましたが、請求するのは使用料ではなく損害賠償金でした。

使用料は契約の上に成り立っているもので、盗用された画像に対する請求の名目としてはふさわしくないみたいですね。

ちょっと恥かいた。

謝罪はされたけど…

しばらくして、相手方からメールが返ってきました。

内容を要約すると

「ほんまごめんやで。記事消したから許してちょ。」

という旨を、丁寧に書いてありました。

そう、料金に関する事には一切触れずに。

違う、そうじゃない。

なのでもう一度メールを送る事に。

ご対応いただきありがとうございます。

つきましては、当該記事掲載日(2019.4.21)から記事削除に至るまでの期間の使用料金35,200円をご請求いたします。

料金の根拠については、業界最大手のアマナイメージズに準じます。
https://help.amanaimages.com/price/photo/ad?p=WEB%E5%BA%83%E5%91%8A
支払期限は11月25日までとさせていただきます。

使用料は以下の口座にお振込みください。

[口座情報]

お振込後はご一報お願いいたします。

よろしくお願いいたします。

これで言う事は言ったし、あとは相手の出方次第では裁判所に駆け込むつもりでした。

すんなりと支払いに応じてくれた

相手が企業だったというのが大きいですが、10/23の昼頃には振り込みのメールが来ました。

僕としては、正直そんなすぐ支払ってもらわなくても良かったんですよね。

何故なら、期日を過ぎれば無断使用の料金も上乗せして内容証明を送るつもりだったからです。

本来なら有無を言わさず2倍料金でも問題ないんですが、僕はとても優しいんで、通常料金で許してあげることにしました。あー優しい。

あと裁判を起こした事がないので、ここらでちょっと体験してみても良かったかなと。

まぁでも、こじれる事無くスムーズに終わるのが一番ですけどね。

今回は色々と学ぶことが多かったです。

この経験を基に、写真を盗用された時の対応方法をまとめたいと思います。

写真が盗用された時の対応方法まとめ

まずは画像確認

大前提として、盗用されているかどうかを知る必要があります。

チェック方法として最もポピュラーなのは「Google画像検索」です。

まずは画像検索

やり方は簡単です。

画像を右クリックして「Googleで画像検索」をクリックするだけ。

同じ画像を使ったサイトが検索結果に出てくる

そうすると、ここにその画像を使ったサイトが一覧で表示されます。

この画像に関しては、他のサイトが出てこないので盗用はされてないということになります。

確実性を上げるため、時間があるなら上にズラッと出てる類似画像も見たほうが良いかもしれません。

ウェブ魚拓を残す

続いて、必ずやらないとダメなのが「証拠作り」です。

証拠もないのに相手を納得させることなんて出来ません。

裁判沙汰になった時のことも考えて、必ずウェブ魚拓(ウェブアーカイブ)を取得しましょう。

ウェブ魚拓

これは必ず相手に連絡する前に行ってください。

でないと、記事を削除してしらばっくれる、なんてことになりかねません。

連絡する

証拠の保存が終われば、次は相手に連絡します。

基本的にメールでのやり取りになると思いますが、以下の事項は必ず書きましょう。

  • 画像の著作権が自分にあること
  • 当該URLと自分の記事URL
  • ウェブ魚拓で証拠は残していること
  • 盗用期間の明示と損害賠償請求額の提示
  • 金額の根拠となるもの
  • 支払い期限
  • 法的手段も問わないこと

これを明記して、相手に送りましょう。

その後の反応次第でやることは大きく変わってきますが、僕の場合はこの段階で支払いに応じてくれたので、ここから先は一般論になります。

連絡がない場合

相手からリアクションがない場合、まずは内容証明を作成して送りつけましょう。

相手の住所が不明な場合は、「who is情報」で相手の住所を調べてみましょう。

WHOIS検索 | ドメインの所有者情報を簡単検索 | すぐに使える便利なWEBツール | Tech-Unlimited

但しこれはすべての相手に使える方法ではありません。

何故なら、who is情報に記載する情報を代行する有料サービスがあるからです。

僕もwhois情報公開代行使ってます

因みに、「kanamo.jp」で検索しても僕の個人情報は出てきません。

こういった場合は「発信者情報開示請求」という面倒な手続きをする必要があります。

裁判所を経由しない任意開示請求も出来ますが、基本的に応じてくれないそうです。

なので、裁判所経由で強制力のある情報開示請求をすることになるでしょう。

この辺は専門外なので、詳しくは法律相談所のサイトで調べたほうが良いと思います。

情報開示請求後は、相手に直接連絡して、損害賠償請求に応じるようなら問題なし、応じないなら裁判となります。

まとめ

昨今、著作権著作権とこれほど騒がれていても、パクられる時はパクられます。

僕も今まで何度か文章や写真を盗用されました。

今回に関してはスムーズに行きましたが、N◯VERまとめにはゴネられました。

あそこには結局応じてもらえずじまいですからね。

そんなわけで、必ずうまく行くとは言い切れませんが、著作権を侵害されたらとにかく行動を起こしましょう。

そういった流れが定着することで、パクる側も「訴えられたら面倒やな」と、盗用を控えるかもしれません。

知らずに盗用してる情弱は今すぐブログ削除しやがれバカヤロー。

ただ怖いのは、著作権フリー画像のサイトに混ざっている著作権ありの画像を知らずに使っていた時ですね。

自分では気づきようがないですからね。

なので、今回の話は全ての情報発信者に関係のあることだと肝に銘じておきましょう。

明日は我が身ってやつね。




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