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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
もうすぐ秋山登山シーズンに入ります。この季節だけ山に登るという人もいるくらい、秋の山には魅力が詰まっています。
今回は秋山登山の楽しみ方や、秋だからこそ気をつけたいポイントを紹介したいと思います。
もくじ
秋の山の楽しみ方
他の季節も勿論それぞれ楽しみ方がありますが、秋は過ごしやすい気温になり、体を動かすにはピッタリの活動的な時期です。そのテンションのまま山に行きましょう。秋の山は楽しみの宝庫ですよ。
何と言っても紅葉
やはり山一面の紅葉が、この季節の登山の醍醐味です。
燃えるような赤や、鮮やかな黄色。刹那的ですが、だからこそ魅入られてしまいますよね。
秋の涸沢は日本でも有数の絶景紅葉ポイントで、毎年ハイカーが長蛇の列を作って見に来ています。この時期の涸沢ヒュッテと沢小屋は人口密度がヤバいことで有名です。
コーヒーが1番美味い季節
紅葉を見下ろしながら飲むコーヒーは、人生においてこれ以上あるかってくらいの贅沢です。
お高い店で食べるA5ランクの肉ですら、秋の山コーヒーの前では霞みます。
少し寒くなり始めた山で、自家焙煎したコーヒーをドリップして飲む。考えただけで心が満たされます。綺麗な景色はコーヒーの味わいをより一層深めてくれますよ。最高。
拾い食い天国
僕は田舎出身の半野生児なんで、山にあるものは積極的に食べてきました。そんな拾い食い衝動がピークに達するのが秋の山です。
- 栗
- 山ぶどう
- アケビ
- 秋グミ
- 桑の実(マルベリー)
- ムカゴ
- ガマズミ
- ドングリ(種類による)
僕がよく食べてたのはこのあたりですが、本当はもっと沢山あります。マタタビも実が熟したものは食べられるらしいですよ。
因みに、いくら美味しそうでもキノコだけは手を出してはいけません。長年やってる人ですら、間違えて毒キノコを食べてしまうことがあるので。死にたくないっしょ。
こんな感じで、秋の山は楽しみが詰まってます。しかし!楽しいだけではありません。
秋の山には危険もいっぱい
世の中は絶妙なバランスで成り立っています。楽しみが多ければ多い程、危険も比例して大きくなります。アレです、株やFXと一緒です。知らんけど。
なんで、秋の山に潜む危険を紹介します。
野生動物が活動的
冬になると食料が無くなるので、野生動物は秋のうちに沢山のエネルギーを蓄えようと活動的になります。その中でも1番厄介なのが「スズメバチ」です。
「クマちゃうんかい!」と思った人もいるでしょう。勿論クマも危険なんですが、山の生物による死亡事故はダントツでスズメバチです。毎年約20人が蜂に刺されて亡くなっています。クマは数人です。
と言っても、スズメバチの活動は8~9月がピークなので、秋深まる頃には奴らも活動を控えている筈です。
他にもイノシシや毒蛇など、危険生物が殺気に満ちているのは秋です。
気温の変化が大きい
秋は気温の変化が大きく、昼間は汗をかく程暑かったと思えば、夜は一転してかなり冷え込みます。こういう時はみんな油断しがちですが、その時の気温だけで判断するのは危険です。
昼が暖かいからといって軽装で山に登り、トラブルが起きて夜になっても下山できない状況になると、最悪凍死です。あと日照時間も短くなるので、夏と同じ感覚で登ると痛い目に遭います。
天気が急に変わる
「女心と秋の空」と言われる程、秋の天気は安定しません。女性からしたら失礼な話ですが、笑い話にはできません。
防寒具や雨具を持たずに秋の山に登ると、冷たい秋の雨に晒されて低体温症待ったナシです。
まとめ
秋の山には楽しいことが沢山あります。スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋など、如何に日本人が「秋」という季節を愛しているのかがよく分かります。
しかしそれと同時に、様々な危険が秋の山に潜んでいます。命に関わる危険も多いので、知らなかったでは済まされません。
大事なのは「楽しむ」ことと「備えておく」ことです。それさえしっかりしていれば、こんなに楽しい季節は他にありません。
危機管理を忘れずに、是非秋山を楽しんで下さい。
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