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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
そろそろアウトドアが楽しくなる季節ですね。特に釣りとか。
僕は釣り人ではありませんが、魚を獲ったり焼いて食べたりするのは好きです。そして魚を捌くには、当然ですがナイフが必要です。
そんなわけで、今回は川辺や海辺のアウトドアには必須のナイフを紹介したいと思います。
G-sakai ニューサビナイフ6 仔鯱
G-sakaiの「ニューサビナイフ6 仔鯱(こしゃち)」という、小ぶりな出刃包丁的なナイフです。
まずは細かく見ていきましょう。
サイズ
ブレードは93mm、全体の長さは209mmで、これ以上大きくても小さくても扱いにくくなるという絶妙なサイズです。
重量は120gと、このサイズにしては少し重めですが、ジャンル的には出刃包丁になるので、重いのは当然と言えば当然です。
ブレード
ブレードに使われているのは、1週間海水に浸けても錆びないと定評の「H-1鋼」が使われています。
H-1鋼はG-sakaiしか作っていない鋼材らしく、錆の原因になる炭素を完全に排除して、代わりに窒素を1%入れているそうです。
普通は炭素を含有することで硬度が上がって鋭い刃が付きやすくなるんですけど、錆びさせない為に炭素を抜くとは。
しかもナイフとして使うには十分な硬度、HRC(ロックウェル硬度指数)56〜58を保っていると言うから凄い。しかも刃先に行けば行くほど硬度が上がり、最大でHRC66まで行くとか。
刃付けの工程で硬度が上がってるらしいですが、細かいことはわかりません。
とにかく使えるってことです。
刃は片刃、刃厚は3.3mmで、まさに小さい出刃包丁です。
片刃の特性上、右利き用と左利き用があるので、このナイフを買う場合はそれに注意して下さい。
ハンドルはガラス繊維強化ナイロン(ザイテル)を採用していて、水や熱に強く、ちょっとやそっとじゃ壊れないハンドルです。
フルタング(ハンドルの先まで鋼材が通っている)なんで、多少無茶しても壊れません。アウトドアで使うナイフは切れ味だけでなく、耐久性も非常に重要なポイントです。
シースに使われているのはハンドルと同じくガラス繊維強化ナイロン製です。ザイテルと明記されてないのは、ザイテルを商標登録してるデュポン社以外の物を使ってるからでしょうか。謎。
研ぎが大変
炭素を完全に抜いているせいでしょうか。研ぎで鋭利な刃を出すのがかなり難しいです。
体感的には、炭素鋼のナイフの研ぎやすさを100とすると、このナイフは60ってとこですかね。
そこそこ切れる刃をつけるのは苦労しませんが、炭素鋼ナイフのような気持ちで研ぎ始めると、挫折してしまうかもしれません。
切れ味よりも錆びにくさを重視する海釣りなんかには、最高のナイフと言えます。
まとめ
僕は普段から「ナイフは錆びて当たり前!」と言ってますが、その考え方がいい意味で通用しないのが、このナイフです。
釣り道具と一緒にツールボックスに放り込んで、魚をシメたり捌きたい時にいつでも使える、万能の釣りナイフです。
余談ですが、気づけばナイフが十数本も手元にあります。
収集癖って怖い。
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