雨キャンプの楽しみ方とおすすめアイテム




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アウトドア大好きな経営者一年生。 山と自然とコーヒーと猫をこよなく愛する、The アウトドア人間。 無人島体験、自給自足生活、オンラインサロンやってます。 低血糖&少食で、しょっちゅう貧血を起こす。 詳しいプロフィールはこちら!

どうも!自称「世捨て人」のカナモです!

キャンプは自然の中で過ごすという性質上、天気の影響をモロに受けてしまいます。

そして天気だけはどうしようもありません。

特に友達同士で日程を合わせて行くキャンプなんかは、延期すると次はいつ集まれるか分かりませんよね。

なので、土砂降りでも無い限りは出来るだけキャンプを実施したいところでしょう。

 

それに、雨の日のキャンプはそれはそれで意外と楽しいです。

勿論雨対策を間違えなければという前提ですが。

 

そんなわけで今回は、雨キャンプの楽しみ方をまとめました。

 

雨の日のキャンプでやってはいけないこと

まずは、雨の日のキャンプでやってはいけないことをまとめます。

楽しむうんぬんの前に、ここを抑えとかないと悲惨なことになりますよ。

 

地面にテント直張り

テントの耐水圧は、だいたい3,000〜5,000mmくらいです。

一見高い数値に見えますが、全然そんなこと無いんですよ。

体重75kgの人がレインウェアを着て、濡れた場所に座った場合、お尻にかかる圧力は約2,000mmです。

地面に膝をついたときの圧力は、なんと10,000mmにも及びます。

 

当然ながら、これはテントのフロアにも同じことが言えます。

寝転がる程度ならなんとか耐えられますが、テント内でずっと寝転がっているわけには行かず、立ったり膝立ちになったりする筈です。

そうなると、フロアの耐水圧では雨を防げないんですよ。

 

それを解決する方法は2つ。

浮かせるか、グランドシート挟むかです。

 

テント自体を浮かせることが出来れば最高なんですが、基本的には難しいでしょう。

パレット持っていくわけにもいかないですし。

つまり現実的な解決策は、グランドシートを1枚敷くということになります。

当然ながら、グランドシートの耐水圧は高いに越したことはありません。

最低でも3,000mmはあったほうが無難でしょう。

 

因みに、僕は#3000のブルーシートを2つ折りにして使ってます。

今の所浸水は皆無ですね。

 

グランドシートはみ出し

そして、グランドシートを使うなら絶対に守らなければならないことがあります。

それは「フロアサイズより小さくする」ということ。

つまりハミ出すなってことです。

 

グランドシートがフロアサイズより広いとどうなるかと言うと、何となく分かると思いますが、浸水します。

図で説明します。

 

これが正しいグランドシートの敷き方です。

テントのフロアサイズ以下にしてるので、降った雨はそのまま地面に染み込んでいきます。

 

フロアよりグランドシートを広くすると、このようにグランドシートが雨の受け皿になってしまい、テントとの間に水の膜ができます。

そしてグランドシートの高い防水性が仇になり、グランドシート無しの時よりも浸水しやすくなってしまいます。

 

テントのテンション弱い

これも気をつけるべきポイントですが、結構意識してない人が多いです。

テントのフライシートやタープは、シワやたるみが出来ないよう綺麗に貼らないと、水はけが悪くなって浸水する可能性がドカーンと上がります。

水がたまると、その分だけ水圧がかかります。

軽微な水圧だとしても、何時間もそこに留まることによって、いずれは生地を透過してしまうんですよ。

 

それに2層式テントの場合、雨を吸って重くなったフライシートがインナーに張り付き、雨がどんどん染み込んでいきます。

なので、雨の日は特にピシッと綺麗に張りましょう。

 

取り敢えずそのへんに設営

設営した時点では問題ないかもしれませんが、雨が降り続いた場合、テントの下に水たまりができる可能性があります。

そうならないために、雨だからと慌てて設営するのではなく、勾配や凹凸をよく確認してから設営場所を決めましょう。

特に危険なのは

  • 芝生に隠れた地面の凹み
  • 水の流れた形跡がある場所
  • パッと見わかりにくい小さなぬかるみ
  • 一見フラットに見えるうっすらとした窪地

この辺ですね。

こういった場所の上に設営してしまうと、エラいことになりまっせ。

 

雨の日のキャンプを楽しむための便利グッズ

雨の日のキャンプでやってはいけないことについては理解してもらえたかと思います。

次は逆に、雨の日のキャンプを楽しむためにはどうしたら良いのかを、アイテムベースで紹介していきます。

 

フロアレスシェルター&コット

地面からの浸水を一生懸命防ぐのも良いですが、思い切ってフロアを無くしてしまうのも、雨対策としては有効です。

フロアレスシェルターとコットを併用すれば、グチョグチョにぬかるんでない限りは地面のコンディションに左右されることがなくなります。

当然ながら、地面に直接物を置くことは出来ませんが。

 

大きめのフロアレスシェルターだと、楽しみ方の幅がかなり広がります。

  • コット・チェアを配置して豪華ソロ
  • コットを複数配置してみんなでキャンプ
  • テントとは別にフロアレスシェルターを用意してパーティスペースに

などなど、人数やスタイルによって色んなやり方があります。

 

日本野鳥の会の長靴

雨で靴が濡れるのって、強烈にテンション下がりますよね。

なので、雨の日のキャンプでは長靴という選択肢もアリです。

そしておすすめなのが「日本野鳥の会」の長靴です。

 

これは僕が知る限り最高の長靴です。

  • 見た目がオシャレ
  • ミドル丈にして使える
  • 手を使わなくても脱げる
  • ソールが地下足袋と一緒で滑りにくい
  • 薄手のゴムなのでコンパクトに収納できる

しかもそれだけではありません。

これだけの機能を有しながら価格は5,000円弱という高コスパも、この長靴の特徴です。

HUNTERの似たような長靴は3倍くらいしますよ。

 

雨の日のキャンプでは、基本的にテントとタープの中しか安全圏はありません。

でも、傘が1本あるだけで、快適性は劇的に変わります。

レインウェアと違い、傘は半径60cmくらいの範囲は雨に濡れなくなります。

この違いは大きいですよ。

 

テントから離れて電話したり、タバコを吸うために一旦離脱したり、喧嘩して気まずくなった時に距離を取ってみたり。

傘があるだけで、それら全ての行動で身体が濡れることがなくなります。

 

安いビニール傘でも当然オッケーですが、僕はユーロシルムの傘を愛用しています。

この傘は人が乗っても大丈夫な程頑丈で、「世界最強の傘」とも呼ばれているので、キャンプ中の突風にさらされてもまず壊れません。

【検証】最強の傘と名高いユーロシルムは実際どの程度強いのか

 

カメラ

雨の雰囲気って、めちゃくちゃ写真映えします。

と言っても、一眼レフを用意しろと言うことじゃありません。

勿論用意できるならそれが1番ですが、もっと手軽にスマホで撮影してみるのも良いでしょう。

 

スマホのカメラに取り付けるレンズがあれば、手軽に色々と楽しめますよ。

個人的にはマクロレンズで水滴を取るのがおすすめです。

 

まとめ 雨の日こそ心にゆとりを

「あ〜あ、せっかくのキャンプなのに雨かよ…」

ついついこう考えてしまいがちですが、雨のキャンプも工夫次第で楽しいものに出来ます。

 

逆に雨の日しか体験できないようなことだっていっぱいあるんです。

雨音に癒やされたり、夏でも虫を気にせず過ごせたり、雨上がりの虹を見たり、ガランとしたキャンプ場を独占したり。

やり方と考え方を少し変えて、雨キャンプも楽しみましょう。




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