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どうも!自称「世捨てびと」のカナモです!
少し前、グリベルから発売された「ツインゲートカラビナ」というものが気になってました。登山用品店ではまず見かけることがないんで、通販でゲットすることに。
見た目は僕の大好きなアイアンマンカラーで、もうそれだけで買って良かったと感激してます。
僕が買ったのは「シグマK8G」というカラビナです。
ゲートが二重になっていて、外のゲートは外に、内のゲートは内に開くようになっています。これは中々画期的なカラビナで、重量・耐荷重・安全性の面で非常に優秀です。
ロック機構の必要性
本題に入る前に、何故カラビナにロック機構が必要なのかというと、
クライミング中、なにかの拍子にカラビナが横に向いたとします。
そこに上からロープが落ちてきた時、ゲートが開いて…
こうなります。
クライミングでは「ロープが外れる=死ぬ」になります。
シグマK8Gで同じ状況になった場合、
外のゲートは外側にしか開かないため、ロープは外れません。
他のカラビナと比較
今までのカラビナは
- フリーゲート
- スクリューロック
- オートロック
主にこの3つだと思います。
どれほど優秀なのか、他のカラビナと比べてみました。
比較したのはこの4つ。
左から
- トランゴ ビッグD(スクリュー)
- マウンテンダックス カラシンダブルロック(オートロック)
- ロックテリクス テトンストレート(フリー)
- グリベル シグマK8G(ツインゲート)
耐荷重
耐荷重で1番大事なのは、ゲートを閉じた状態の縦方向の強さです。
- ビッグD 28kN
- カラシンダブルロック 23kN
- テトンストレート 25kN
- シグマK8G 30kN
シグマK8Gはゲートが二重という特性上、強度も高いということだと思います。
重量
まずビッグDです。ビッグというだけあって重量も72gと重いです。
次はカラシンダブルロック。66gですが、ロック機構のあるカラビナとしては普通の重量です。
テトンストレートです。56gですが、ロック機構が無いので軽いのは当たり前ですね。
そしてシグマK8Gです。ロック機構付きなのにテトンストレートと同じ重量です。耐荷重30kNでこの重量は凄いです。
総評
これは良いカラビナです!!
僕はしないんですが、アイスクライミングでオートロック式カラビナを使った場合、内部のロック機構が凍りついて使えないらしく、必然的にスクリューロックになりますが、ツインゲートカラビナならアイスクライミングでも使えるし、機構がシンプルなぶん軽量で頑丈です。
勿論トップロープやリードクライミングにも使えます。
簡単に操作できて安全性も高いという、カラビナの完成形という気がします。
何よりカラーリングが最高です。
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